鳥取大学農学部 Faculty of Agriculture, Tottori University

教員詳細

准教授

寸田 祐嗣

Yuji SUNDEN

所属
共同獣医学科
講座
病態獣医学
教育研究分野
獣医病理学
主な担当科目
病理学実習、教養基礎演習、家畜衛生・公衆衛生インターンシップ

研究の概要

動物疾患の病理学的診断、難治性疾患の制圧に資する基礎研究

臨床獣医師と連携して、各種動物疾患の病理学的診断(病理解剖、組織診断)、比較解析に従事しています。また、これまでに各種ウイルス性疾患(インフルエンザ、ポリオーマウイルス、ヘルペスウイルス、狂犬病、白血病ウイルス、ニューカッスル病等)、神経系疾患(自己免疫性脳脊髄炎、低血糖脳症等)に関連する基礎研究に携わってきました。獣医師(DVM)、博士(獣医学)(PhD)、日本獣医病理学専門家(DJCVP)。

研究概要のイメージ図

脳の神経細胞の状態を詳しく観察している様子。病気の原因や発生機序を詳しく知ることによって、予防・治療が難しい病気を制圧するために役立つ基礎的知見を得ることを目指して研究しています。犬だけでなく様々な動物、様々な疾患が対象です

主な研究テーマ

脳脊髄炎における髄膜・脳脊髄液の関与

脳脊髄は生命維持に必須の臓器であり、頭蓋骨や背骨など硬い骨の中に存在し、周囲から守られています。ところが、感染症、自己免疫病、他にも原因不明な状況において、脳脊髄に炎症が起こると、治療が難しく、命を落とすことさえあります。脳脊髄に生じる異常を制御して、大切な神経細胞を守るにはどうすればよいのか。脳脊髄の表面を覆う髄膜(硬膜、クモ膜、軟膜)、脳脊髄液に注目して研究をしています。

マウス・ラットを用いた実験により採取した脳硬膜、そのホールマウント像(HE染色ならびにトルイジンブルー染色)。どこに、どのような細胞が浸潤しているのか詳しく調べます。左上挿入図は、慎重に採集した無色透明の脳脊髄液(黄色矢頭)。どのような因子が含まれているのか調べます。

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