教育プログラム(獣医生化学)
授業名 | 獣医生化学 |
対象学年 | 3年生 |
回数 | 7回 |
担当教員 | 浅野 淳、山野 好章(鳥取大学) |
世話教員 | 志水 泰武(岐阜大学) |
実施方式:
集中(教員移動)or 毎週・集中(多地点制御遠隔講義システム)
概要:
生物の基本単位は細胞である。細胞には、生物の形態や形質を規定している設計図である遺伝子が、DNAやRNAとして存在している。現在では、遺伝子の配列情報や発現様式などを解析することによって、生物の成り立ちだけでなく、生命活動の異常たる病気の原因をも徐々に明らかにしつつある。本講義では、細胞内の遺伝子の構造や発現調節、細胞間ないし細胞内の情報伝達機構などを学び、今後獣医師として必要な基礎能力を養うことを目的とする。
項目:
第1回 細胞分子生物学 I DNAの構造、複製、修復
第2回 細胞分子生物学 II RNAの構造と合成
第3回 細胞分子生物学 III タンパク質の合成・分解
第4回 細胞分子生物学 IV 遺伝子発現の調節機構
第5回 細胞分子生物学 V 細胞内情報伝達機構 I
第6回 細胞分子生物学 VI 細胞内情報伝達機構 II
第7回 中間試験とまとめ
評価方法:
出席状況および筆記試験によって評価する。
学生へのメッセージ:
細胞内でみられる主要な生命活動である遺伝子の複製・転写・翻訳、および細胞群が高度に組織化されるために必要な、細胞間の相互作用や細胞内情報伝達の機構を知ることは、生命機序の正常と異常を理解する上で重要な基盤となる。講義には是非積極的に参加して、後々履修する科目の理解に役立てていただきたい。