学部で展開されている「緑地防災学分野」関連の講義・実験
◎砂防学T(旧名称:緑地防災学)(担当:奥村)
(キーワード) 表面侵食,斜面侵食,飛砂,海岸林,砂地防風林,緑化技術
(主な講義内容)
・森林の防災機能認識の始まり
・斜面侵食に対する森林,緑地の影響
・斜面侵食抑制の考え方の基本
・斜面侵食抑制のための緑化技術
・山地崩壊と樹木の影響
・海岸林の機能
・海岸林,砂地防風林の造成
◎水害防除論(担当:奥村)
(キーワード) 水害の歴史,水害の要因,水害防除対策,新たな水害形態,新たな水害防除対策
(主な講義内容)
・災害,水害と人間活動,ヒトと水害とのかかわりの歴史的発展
・水害の類別と地域性,水害の地域性がもたらす自然要因
・堤防と新川掘削
・ダムによる水害防除,ダム築造の河川への影響
・河川管理,河川工事の基本となる量
・流域の変貌と出水の変化,都市の発展と新しい水害形態
・新しい水害防除の考え方
◎森林水文学(担当:奥村)
(キーワード) 水循環と森林,降雨,浸透,土壌,流出,水源涵養
(主な講義内容)
・森林の水保全機能,水文学的水循環と森林
・降雨,浸透,土壌
・蒸発と蒸散
・土壌水分に及ぼす森林の影響
・河川の流出状況の表現
・森林と流出
・流出解析の手法
◎砂防学U(旧名称:渓流保全学)(担当:本田)
(キーワード) 砂防,荒廃流域,土砂流出,土石流,土砂災害対策
(主な講義内容)
・水,土砂災害の歴史と砂防技術の成立
・山地荒廃による流域の変貌と荒廃流域の特徴
・渓流への水および土砂の流出量の予測
・渓流の形態および渓床の形態
・土石流の概要及びその対策
・土砂災害対策(ハードな対策とソフトな対策)
・自然環境の保全と渓流保全
◎傾斜地保全学(担当:本田)
(キーワード) 崩壊,地すべり,落石,雪崩,調査法と対策工
(主な講義内容)
・崩壊,地すべりの分類と発生理論
・表層崩壊および落石の特性
・地すべり防止のための調査法
・斜面の安定度の判定およびそのための調査法
・地すべり対策工
・雪崩の発生理論とその対策
・自然環境の保全と傾斜地保全
◎緑地防災学実験(担当:奥村,本田)
(キーワード) 森林土壌,降雨流出,流砂量,斜面安定度の評価,現地測量と構造物設計
(主な実験内容)
・森林土壌の諸性質を調べる
・確率降雨を計算する
・現地地形を測量し,治山ダムを設計する
・河床砂礫の特性を調べ、流砂量を計算する
・山腹土塊の強度を推定し、崩壊に対する安定度を評価する
トップページに戻る