冬山実習  
本年度の冬山実習は、平成26年2月26日(木)~3月1日(土)
までの、3泊4日の日程で行われました。
主に、環境共生科学コースの3年生から24名の参加があり、
TA5名、教員3名の、合計32名の参加者となりました。
本年度は、天候もそれほど崩れることなく、
無事にプログラムを完了できました。
   
   集合写真  クロスカントリースキーで山へ 冬芽による樹木同定はいポーズ
 午後からはスノーシュー  木材腐朽菌
最初の二日間は、クロスカントリースキーやスノーシューを使って、森の中へ入り、冬芽による樹木の同定や、
動物の足跡の観察、雪害の観察などをしました。
クロスカントリースキーが初めての学生も多くいましたが、みんな最後には上達して、雪山を楽しんでいました。
  薪割りの様子 薪割りの様子薪割りの様子 チェンソーで玉切り薪の乾燥
 薪の結束 
薪小屋の完成
    
三日目は、薪割りをしました。

午前中は、外国のオノと日本のオノの違いを学習し、
実際に使ってみて薪割りを行いました。
また、木材の違いについても、コナラ、ミズナラ、クヌギ、クリを
理解しながら割れるようになりました。

午後からは、薪割りのための丸太をチェンソーで玉切り(割りやすい
長さに切ること)し、全部の薪を割って、結束して積み上げました。
結束は、はじめなかなか上手く行きませんでしたが、最後には
きれいに積み上げることができ、オブジェとしてもいいものが
出来上がりました。

この薪は一年乾燥させて、食堂の薪ストーブの燃料として、
冬山実習中や冬の間の宿泊者に利用されます。
来年度には4年生になる参加者たちが、冬に調査にやってきたときや、
後輩たちのために、いい薪が作れました。
   火起こしの様子 ダッチオーブン 昼食は水炊き
四日目は、雪上たき火をしました。
例年、班ごとにたき火をして、ダッチオーブンを火にかけて鍋をつくり、それを昼食にします。
今年は、水炊きとおにぎりを食べました。
最初の火起こしが大変ですが、どの班もお昼には鍋が完成しました。

多くの学生にとって冬山実習が、最後の蒜山の森での実習になります。
森林の多様性や林産物の利用などについて体感しながら学習し、
仲間たちと共同生活をして親睦を深め、
これからの卒業論文などの調査のための糧となったのではないでしょうか。

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