大学院(修士課程)進学を考えている人へ

大学院修士課程は、専門的な研究にもう2年間本気で取り組みたい学生が来るところです。 少なくとも私はそうあるべきだと考えています。 2年間、「研究第一」をモットーに、研究を生活の中心にして生きる心の準備はありますか? 研究のためなら他の予定を犠牲にすることができますか? 土日であろうと真夜中であろうと、必要であれば実験する覚悟がありますか? 実験が上手くいくまで何度でも繰り返すことができますか? 分からないことがあったら、分かるまで徹底的に調べることができますか? これらの問いに前を向いてYesと答えられる学生を待っています。

就活を2年遅らせたいから、もう2年間自由な学生生活を送りたいから、そういった理由で何となく進学する学生はお断りします。 私よりも物分かりの良い先生が居られるでしょうから、そちらに進学して下さい。「進学後の2年間は全力で研究に取り組む」という覚悟のできた人に来てもらいたいです。

意外に思うかも知れませんが、大学院での研究には、学部での成績はあまり関係ありません(まったくないわけではありませんが)。研究対象に興味持ち、研究に打ち込める人が伸びていきます。粘り強くてこだわりが強く論理的思考ができる人、そして多分にマゾっ気のある人が向いていると思います。要領良く物事を進めたい人は向いていないと思います。

いずれにせよ大学院に進学するからには、2年間は必死に研究に取り組んで欲しいと思います。