皆様、あけましておめでとうございます。平成３０年の初春を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

　昨年は、学部並びに大学院修士課程の改組を同時に行い、それぞれ生命環境農学科と持続性社会創生科学研究科農学専攻及び国際乾燥地科学専攻を設置するなど本学部にとりまして大きな転機となる年でした。これらの改革は、本学部が培ってきた強みと特徴を教育に活かし、「現場に強い人材の育成」を進めるためのものです。

　今日農学は日本の農林業には地方創生の要として、さらには持続可能な環境保全など、これまで以上に多様な機能が求められるようになってきました。加えて、世界的な気候変動や食料、環境及び貧困問題も農学の取り組むべき課題となっております。我々は、これまで鳥取農学が培ってきた「地域発のオリジナリティの高い研究」をさらに発展させ、その成果を公表するとともに、新しい教育システムに活用していきたいと考えています。 

　どうか本年も皆様の変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

　　　　平成３０年１月１日　　　　　　　　農学部長　　田村　文男