三朝の森には、多くの植栽試験地があります。 このミズナラの植栽試験地では、21年にわたる調査から、「ブナとミズナラを主とする二次林に対する間伐が幹の肥大成長や後生枝の発達に与える影響」という論文がまとめられ、2010年に一般社団法人日本森林学会の学会賞を受賞しました。 ミズナラは、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。 葉や樹皮はコナラに似ていますが、コナラよりも寒冷な場所を好み、日本では山地から亜高山帯にかけて自生しています。 ブナと並んで落葉広葉樹林を代表する、主要な樹種の一つで、三朝の森には多く見られます。 ブナやコナラと同様に、シイタケ原木などに使われますが、ブナやコナラと違って、木材には狂いが少なく、良質な建築材としても利用できます。 ミズナラの種子は、いわゆるドングリです。コナラのドングリより少し大きく、タンニン(アク)が多いのでそのままでは渋くて食べられません。 丹念にアク抜きをしたドングリを、やっと食べることができます。 |
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