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平成27年9月29日(火)~30日(水)の日程で、
環境共生科学コースの3年生を対象とした、森林工学実習を行いました。
今年初めて蒜山にやってきた実習で、学生23名、TA1名
教員2名の計26名の参加がありました。
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まず、初日は林業機械の体験をしました。
いつもの実習より早めに到着したこともあり、早めに昼食をとって、
お昼には山へあがりました^^
春に、間伐実習を経験した3年生が多く参加していましたが、
間伐作業の基本を思い出すために、伐倒のデモンストレーションを行いました
伐倒した木でチェーンソーの玉切り体験を行うため、一石二鳥です(笑) |
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実習は3班に分かれて、ローテーションで行いました
まず1班は、林内作業車での集材と運材作業の体験です!
林内作業車は、フォワーダなどの運材機械よりも
小型で、狭小な林内にそのまま乗り入れて、
集材と運材を行うことができる林業機械です
ウインチ(ワイヤーの巻取りドラム)がついているので、
木寄せ作業も、これ1台で行うことができます
蒜山などの緩傾斜の土地では、大規模林道を開設する
必要のない土地も多く、林内作業車のように
そのまま林内に入って集材・運材ができるのは
大きな強みとなります^^
車体が小さいので、フォワーダよりも運べる丸太は
少ないですが、小回りがきくので
残存木を痛めずに搬出することができます
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2班は、グラップルによる集材作業の体験をしました
グラップルは丸太を掴んで、木寄せしたり、林内作業車やトラックに乗せたりすることができる林業機械です。
これは、林業においてはどうしてもなくてはならないと言っていい機械です
教育研究林でも、メインとなる林業機械で、この機械が故障したときは、
全職員で寄ってたかって修理するくらいです(笑)
こういう林業機械の浸透が、林業の省力化、木材価格の低下、ひいては女性林業技術者の進出の
きっかけとも言え、大学の女性技術者育成のために、とっても重要な実習です
丸太を持つのは、男子でもたいへんな重労働><;
機械を使う前に、何人かで丸太を持ち上げてみたので、持ってみた人には分かりますよね(笑)
でも、機械を使えば楽々と仕事をすることができるのが分かったと思います
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人が操縦しているときは、にやにやしていても
みんな自分の順番になると、真剣な表情で
操作していました(笑)
グラップルは、慣れれば操作は簡単で楽しいので、
難しいけど面白いという学生が多く見られました
豪快な人と、慎重な人
かなり性格が表れるようです |
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3班は、チェンソーを使った玉切り体験をしました
玉切りといっても、円盤とりなので、荷重がかかってチェンソーが食われるということはありませんが
切りすぎて地面まで切らないことや、まっすぐに切ること、安全な部分で切ることなど
注意すべき事項はたくさんあります
特に、チェンソーは怖いという感覚から、及び腰になって余計に危険になることがあるので
堂々と体のクッションにゆとりを持って切れているかなど、チェックが入りました
最後に希望者による伐倒をして、翌日の製材実習で使用する丸太の採取をしました!
みんな手のこで伐倒をした経験がある、3年生でしたが
チェンソーは楽ですが、すぐに切れるので調整を気を付けなければいけません
でも、全員安全に伐倒することができて、素晴らしかったです^^
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翌日は、ヤング率を測定しての
木材強度の実験をしました
木材強度を測定した後は、
製材機を使った実習です
全員が一回は製材機に乗って
製材をしました
昨日、自分たちで採取した丸太を
板にしていきます
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まず、丸太の材積を測定して
それが板に製材した場合に
どれくらい材積が減ってしまうのか
を、計算して求めていました
班ごとに計算して割合を算出していました
7月に若桜の製材所の見学に行っている
メンバーですが、実際に自分で製材して
みるのは初めてです
節の出方や無節材の理由など、みていました
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大人しいアオダイショウがいました^^
今回は、シロマダラらしきへびの子供もいて
へびさんがたくさん見られました♪
アオダイショウは動きが早くて、なかなか
捕まえられないのに、すごい(笑)
みんな野生にかえって
元気で良かったです
次は実習ラスト、冬山実習ですが
そのときも元気に楽しみましょう!
お疲れ様でした
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