教育プログラム (公衆衛生学実習)
授業名 | 公衆衛生学実習 |
対象学年 | 5年前期 |
回数 | 4回 |
担当教員 | 杉山 誠、伊藤 直(岐阜大学) |
世話教員 | 伊藤 啓史(鳥取大学) |
実施方式:
夏休み集中、学生移動
概要:
本実習では、狂犬病ウイルス感染マウスの脳を材料に用いて、狂犬病の診断法を学習する。具体的には、間接蛍光抗体法によるウイルス抗原の検出、ならびにRT-PCR法によるウイルス遺伝子の検出を実施する。本実習を通じて、「ワクチンが有効なのにどうして狂犬病は撲滅できないのか?」「狂犬病の発生がない日本で、どうして義務的な犬への予防接種が必要なのか?」についても考える。
項目:
第1回 狂犬病の概要解説(講義)
第2回 狂犬病発症マウスの観察、診断用標本、ウイルスRNA抽出・cDNA合成
第3回 PCR反応、蛍光抗体法
第4回 蛍光抗体法→標本観察、PCR産物の電気泳動
評価方法:
レポートにて評価する。
学生へのメッセージ:
日本への狂犬病の侵入の防止、さらに世界における狂犬病撲滅を果たすためには、獣医師の活躍が不可欠です。狂犬病を正しく理解し、本病の防疫・制圧に貢献できる獣医師をめざしましょう。本実習を通じて、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。