cavme トップページへ

トピックス(報告の詳細)

平成25年1月16日(水) 鳥取大学動物繁殖学実習に岐阜大学の教員が参加しました。

1月16日に鳥取大学で行われた動物繁殖学実習に岐阜大学の村瀬教授が参加しました。鳥取大学の菱沼教授とともに、鳥取大学の2年生38名を対象として、豚卵胞内卵子の採取と牛体外受精胚の観察を行いました。学生は実体顕微鏡を使用して卵子の検索やピペット操作に積極的に参加していました。

組織実習室における卵巣/卵胞/卵子/胚の観察の実習(鳥取大にて)

「動物繁殖学実習」の様子(鳥取大にて)

平成24年12月25日(火)~27日(木) 鳥取大学の浅野淳准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

 鳥取大学の浅野准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。今回は岐阜大学の2年生を対象に、「PCRとDNAクローニング、組換タンパク質の精製」に関する実習を行いました。分子生物学的手法の原理について学び、PCR法による特定DNA領域の増幅、PCR産物のプラスミドへの導入、大腸菌への形質転換、大腸菌発現組換えタンパク質のアフィニティクロマトグラフィーによる精製を行いました。

「獣医生理学実習」の様子(岐阜大にて)

「獣医生理学実習」の様子1(岐阜大にて) 「獣医生理学実習」の様子2(岐阜大にて)

平成24年12月25日(火) 鳥取大学山口教授の「獣医免疫学/生体防御学」が岐阜大学で実施されました。

 岐阜大学応用生物科学部で,獣医免疫学の講義が実施されました。受講者は獣医学課程3年生33名で、全体15回のうち鳥類の免疫学に関する講義1回を実施しました。講義内容は、鳥類の免疫器官、免疫機構、抗体の多様性獲得機構、移行抗体など、特に鳥類における免疫機構の特徴と哺乳動物との相異点を中心に講述されました。

平成24年11月21日(水) 米国コロラド州立大学のDr.Smeakによる特別講義が実施されました。

 Dr.Smeakによる特別講義が岐阜大学において実施されました。皮膚の形成外科手技の基本的内容について、わかりやすく講義をしていただき、実際の写真を豊富に使った説明は、学生たちにも興味の持てる授業でした。皮弁を使わないで、皮膚の緊張なしに創を閉鎖する様々なテクニックについて、理論的かつ具体的に説明を受けたことは今後の病院実習の際に役立つものと思われます。

「特別講義」の様子(岐阜大にて)

「特別講義」の様子1(岐阜大にて)

「特別講義」の様子(鳥取大にて)

「特別講義」の様子2(鳥取大にて)

平成24年11月13日(火) 岐阜大学志水教授の「獣医生理学講義II」が実施されました。

 岐阜大学の志水教授による生理学の遠隔講義が行われました。鳥取大学の2年生を対象とする講義で、11月13日から4週間に渡って講義が行われました。授業の内容は、消化吸収の生理学であり、「消化管機能を調節する因子」「消化管の運 動」「消化管の分泌」「小腸における消化と吸収」「水と電解質の吸収と分泌」「下痢の病態生理」および「反芻動物 の消化と吸収(発酵過程)」について論述されました。

「獣医生理学講義II」の様子(岐阜大にて)

「獣医生理学講義II」の様子1(岐阜大にて)

「獣医生理学講義II」の様子(鳥取大にて)

「獣医生理学講義II」の様子2(鳥取大にて)

平成24年11月12日(月) 鳥取大学澁谷泉教授の「獣医生理学III」が実施されました。

 岐阜大学の2年生を対象に「内分泌学総論」と「視床下部ー下垂体系」の講義を行いました。内分泌学総論では、ホルモンの定義や、内分泌と神経の伝達機構の相違点を解説した後、ホルモンの化学的正常とホルモン受容体の分類、ホルモンの生合成過程の特徴を説明しました。視床下部ー下垂体系の講義では、視床下部ー下垂体系の解剖学的特性を概説した後に、下垂体後葉ホルモンの特性と作用について説明しました。

「獣医生理学III」の様子(鳥取大にて)

「獣医生理学III」の様子1(岐阜大にて)

平成24年11月8日(木)米国コロラド州立大学のDr. Campbellによる特別講義が実施されました。

 Dr.Campbellによる特別講義が鳥取大学において実施されました。Dr.Campbellは野生動物の専門家ですが、今回は特にウサギ、モルモット、フェレットの基本的な臨床検査法について、保定、採血法、血液生化学プロファイルなどを中心にわかりやすく講義をしていただきました。小動物臨床でもエキゾチックアニマルの分野が増えつつあり、学生にとっても興味深い内容であったと思われます。

「特別講義」の様子(鳥取大にて)

「特別講義」の様子(鳥取大にて)

平成24年11月7日(水) 鳥取大学太田利男教授の「獣医薬理学II特別講義」が実施されました。

 岐阜大学の3年生を対象に「獣医薬理学II特別講義」が実施されました。講義テーマ「痛みと鎮痛薬の薬理学」。生体における痛みの伝達機構、温度感受性TRPチャネルに関する最新の知見、痛みを制御する薬物(局所麻酔薬、麻薬性鎮痛薬など)の作用機序について講義を行いました。

「獣医薬理学II特別講義」の様子(鳥取大にて)

「獣医薬理学特別講義」の様子1(鳥取大にて)

「獣医薬理学II特別講義」の様子(岐阜大にて)

「獣医薬理学特別講義」の様子1(岐阜大にて)

平成24年11月7日(水) 岐阜大学海野年弘教授の「獣医薬理学特別講義」が実施されました。

 鳥取大学の3年生を対象に「獣医薬理学特別講義」が実施されました。講義テーマ「平滑筋の薬理学」。平滑筋生理と興奮収縮連関メカニズム、血管平滑筋、気管平滑筋及び泌尿平滑筋に作用する薬物について最新の知見を交えて講義を行いました。

「獣医薬理学特別講義」の様子(鳥取大にて)

「獣医薬理学特別講義」の様子1(鳥取大にて) 「獣医薬理学特別講義」の様子2(鳥取大にて)

平成24年10月30日(火) 鳥取大学ポリクリ実習(臨床繁殖学実習)に岐阜大学の教員が参加しました。

 10月30日に鳥取放牧場で行われた、ポリクリ実習(臨床繁殖学実習:繁殖・フィールド)に岐阜大学の高須准教授が参加しました。鳥取大学の菱沼教授とともに、鳥取大学の5年生5名を対象として、牛の腟鏡検査、直腸検査およびポータブル型超音波診断装置を用いた妊娠診断に関する実習を行いました。学生は少人数でのグループ実習に積極的に参加していました。

妊娠33日目の牛胎子の超音波画像

妊娠33日目の牛胎子の超音波画像

平成24年10月23日(火) 鳥取大学の北村直樹准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

鳥取大学の北村准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。岐阜大学の2年生を対象に「カエル坐骨神経からの複合活動電位測定」について行いました。前半、「静止膜電位の形成と活動電位の発生機構」についての講義が行われました。後半の実験では、生きた神経線維において発生する活動電位を複合活動電位として測定し、その性質を学びました。

獣医生理学実習の様子(岐阜大にて)

「獣医生理学実習」の様子1(岐阜大にて) 「獣医生理学実習」の様子2(岐阜大にて)

平成24年10月2日(水) 鳥取大学の浅野准教授による「獣医生化学II」が実施されました。

 鳥取大学の浅野准教授による生化学の遠隔講義が行われました。鳥取大学1年生、岐阜大学2年生を対象として、水曜日1限目に計6回の講義が行われる予定です。今回は第1回目の講義として、「DNAの構造、複製、修復」について論述されました。今後、「RNAの構造と合成」、「タンパク質の合成・分解」、「遺伝子発現の調節機構」、および「細胞間情報伝達機構」について講義される予定です。

獣医生化学IIの様子(鳥取大にて)

「獣医生化学II」の様子1(鳥取大にて)

平成24年9月9月26日(水)・27日(木) 鳥取大学の伊藤准教授による「人獣共通感染症学実習」が鳥取大学で実施されました。

 岐阜大学4年生が鳥取大学に移動して実施された人獣共通感染症学実習の1日目の午前中は伊藤壽啓教授によるインフルエンザウイルスの概要、種間伝播、一昨年度の高病原性鳥インフルエンザの国内発生等についての講義が行われました。1日目の午後と2日目は伊藤啓史によるウイルスの分離・同定、リアルタイムPCR等によるインフルエンザの診断の実習が行われました。学生さん達はみんな積極的に実習に取り組んでいました。 岐阜大学の淺野准教授による野生動物医学演習が鳥取大学にて鳥取大学5年生20名(選択)を対象に実施されました。講義で学んだ内容をより深く理解するために,野外調査における基礎的な技術や野生動物管理のための獣医学的技術のエッセンスを修得することを目的に行われました。本年度のカリキュラムでは「野生動物の麻酔とハンドリング(吹矢の作成・試射)」「野外調査の基礎(テレメトリー調査)」「野生動物の年齢査定(エゾシカの齢査定)」を学びました。

「人獣共通感染症学実習」の様子(鳥取大にて)

「人獣共通感染症学実習」の様子1(鳥取大にて) 「野生動物医学演習」の様子2(鳥取大にて)
「人獣共通感染症学実習」の様子3(鳥取大にて)

平成24年8月10(木)・11日(金) 岐阜大学の淺野准教授による野生動物医学演習が鳥取大学で実施されました。

 岐阜大学の淺野准教授による野生動物医学演習が鳥取大学にて鳥取大学5年生20名(選択)を対象に実施されました。講義で学んだ内容をより深く理解するために,野外調査における基礎的な技術や野生動物管理のための獣医学的技術のエッセンスを修得することを目的に行われました。本年度のカリキュラムでは「野生動物の麻酔とハンドリング(吹矢の作成・試射)」「野外調査の基礎(テレメトリー調査)」「野生動物の年齢査定(エゾシカの齢査定)」を学びました。

「野生動物医学演習」の様子(鳥取大にて)

「野生動物医学演習」の様子1(鳥取大にて) 「野生動物医学演習」の様子2(鳥取大にて)
「野生動物医学演習」の様子3(鳥取大にて) 「野生動物医学演習」の様子4(鳥取大にて)

平成24年7月26日(木) 岐阜大学臨床繁殖学実習に鳥取大学の教員が参加しました。

 岐阜大学の村瀬教授ならびに5年生とともに、岐阜県畜産研究所養豚研究部を訪問し、豚の人工授精の実習を行いました。午前中に豚の採精や人工授精の説明を受け、午後からその日に採取した豚精液を使って精子の活性や奇形率を観察し、有効精子数を算出しました。その後は、全員で防護服を着用のうえ育成豚舎へ移動し、中島養豚研究部長、野池主任専門研究員、人工授精師の山田さんの指導のもと、学生自ら希釈した精液を用いて、未経産豚の人工授精を体験しました。豚も汗をかきそうな暑熱の中の作業となりましたが、学生にとって非常に貴重な経験であったと思います。実習の機会を提供してくださった養豚研究部の皆様の厚意に感謝いたします。

「臨床繁殖学実習」の様子(岐阜大にて)

「臨床繁殖学実習」の様子1(岐阜大にて) 「臨床繁殖学実習」の様子2(岐阜大にて)
注入用精液の検査から瓶詰めまで
育成豚舎で豚の人工授精

平成24年7月3日(火) 岐阜大学の椎名准教授による生理学実習Ⅱが鳥取大学で実施されました。

鳥取大学の3年生を対象に「心電図の導出と解析―カエルをモデルとした実験―」を行いました。午前中の講義では心電図波形の成り立ちや導出法の原理などについて復習し、午後の実習では実際に動いている心臓を観察しながら同時に心電図を記録し、期外収縮や心筋梗塞発症時に見られる異常心電図の発生機序などを学びました。

「生理学実習Ⅱ」の様子(鳥取大にて)

「生理学実習Ⅱ」の様子1(鳥取大にて) 「生理学実習Ⅱ」の様子2(鳥取大にて)

平成24年6月25日(月) 鳥取大学の浅野准教授による遠隔特別講義(生理学)が行われました。

 京都産業大学の「生理学」(担当:齋藤敏之教授)を履修する学生を対象に、遠隔講義による特別講義が行われました。授業は、血糖調節に関与するホルモンの構造・生合成と、その受容体によるシグナル伝達機構、および糖尿病の分類と発症機序などについて講述しました。

「遠隔特別講義(生理学)」の様子

「遠隔特別講義(生理学)」の様子1(鳥取大にて) 「遠隔特別講義(生理学)」の様子2(京都産業大にて)
(鳥取大にて) (京都産業大にて)

平成24年6月6日(水) 京都産業大学の中井 透教授による動物と法・経営概論の講義が実施されました。

 鳥取大学6年生、岐阜大学6年生および京都産業大学(希望者)を対象に遠隔講義による「動物と法・経営概論」が始まりました。これから毎週水曜日2限目に、京都産業大学の中井教授、森村教授、小池教授、諏澤教授により計7回の講義を行う予定です。1回目の今回は、経営学の観点から「技術の商業化に必要なこと」と題し、会社経営の概念について、理論と実践、経営者の役割、陥りやすい過ちなど、多方面から講述されました。

「動物と法・経営概論」の様子

「動物と法・経営概論」の様子1(京産大にて) 「動物と法・経営概論」の様子2(鳥取大にて)
(京都産業大にて) (鳥取大にて)

平成24年4月16日(月) 鳥取大学の太田教授、竹内准教授による獣医学基礎演習が岐阜大学で実施されました。

 岐阜大学の2年生を対象に「獣医学基礎演習」が実施されました。午前中には、獣医学基礎演習の1項目である「動物福祉・倫理」について、鳥取大学の太田教授による講義があり、日本における動物愛護の現状(社会情勢と関連する法律)について、具体的な説明がなされました。特に、獣医師として動物福祉をどのように理解するのか、獣医師の様々な職域で動物とどのように向かい合うのか等について広範囲な問題提起がありました。また、動物実験の実施における倫理および動物福祉について具体的に解説され、学年進行とともに増加する動物実験に対してポジティブに参加できる理論的背景を持つことの重要性が説明されました。午後の実習では、マウスを用いた試料の投与および解剖が行われました。入学後初めての生体を用いた実習であることから、真剣な面持ちの学生からは活発な質疑応答がありました。

「獣医学基礎演習」の様子(岐阜大にて)

「獣医学基礎演習・生化学実習」の様子1(岐阜大にて) 「獣医学基礎演習・生化学実習」の様子2(岐阜大にて)
「獣医学基礎演習・生化学実習」の様子(岐阜大にて)3 「獣医学基礎演習・生化学実習」の様子(岐阜大にて)4

平成24年4月12日(木) 鳥取大学の山口教授による鳥類疾病学講義が実施されました。

 鳥取大学5年生、岐阜大学の6年生を対象に遠隔講義による「鳥類疾病学講義」が始まりました。これから毎週木曜日2限目に、鳥取大学の山口教授、村瀬教授、笛吹講師、岐阜大学の福士教授により計15回の講義を行う予定です。1回目の今回は、鳥類疾病総論、家禽の流通、飼養形態などについて講述しました。今後、鳥類の免疫、細菌感染症、ウイルス感染症などについて講述する予定です。

「鳥類疾病学講義」の様子

「動物と法概論」の様子1(鳥取大にて) 「動物と法概論」の様子2(岐阜大にて)
(鳥取大にて) (岐阜大にて)

平成24年4月11日(水) 京都産業大学の大槻教授による動物と法概論の講義が実施されました。

 鳥取大学6年生、岐阜大学6年生および京都産業大学(希望者)を対象に遠隔講義による「動物と法概論」が始まりました。これから毎週水曜日2限目に、京都産業大学の大槻教授、耳野教授、寺沢教授、四宮教授、高橋教授、太田教授、成田教授により計7回の講義を行う予定です。1回目の今回は、動物に関連する法律の種類と位置付けについて大槻教授が講述しました。今後は、法哲学から見た自然と生命、獣医師の民事責任、獣医師とコンプライアンス、生物テロの現状と規制、地方自治体と危機管理、国家補償の仕組み、インフォームド・コンセントなどについて講述される予定です。

「動物と法概論」の様子

「動物と法概論」の様子1(京産大にて) 「動物と法概論」の様子2(鳥取大にて)
(京都産業大にて) (鳥取大にて)

平成24年3月22日(木) 鳥取大学にて「野生動物管理学講演会」(2011年12月岐阜大学で実施)の録画DVDを上映しました。

 鳥取大学の教員、学生および鳥取県職員の方を対象に「野生動物管理学講演会」(2011年12月岐阜大学で実施)の録画DVDを上映し、宇都宮大学の小寺祐二先生による「イノシシの被害管理と個体群管理」に関するご講演を聴講しました。

平成24年2月13日(月)~17日(金) 鳥取大学笛吹講師が米国ウィスコンシン大学を視察しました。

 今年、創立百周年を迎えたウィスコンシン大学獣医学部を訪問し、獣医課程1年生の講義と実習を視察しました。この他、獣医学教育に利用される施設として、大学附属の実験動物施設であるCharmany Teaching Facility、州と大学が共同で設立した獣医療診断施設Wisconsin Veterinary Diagnostic Laboratoryを見学しました。
 ウィスコンシン大学獣医学部では、1学年80名、4学年の教育プログラムを75人の教員が担当します。3年生までの教育は、80名が入ることのできる2つの講義室と2つの実習室を使って行われます。4年生はTeaching Hospitalなどの診療施設で12ヶ月間の臨床実習を受けます。Master of Public Health(MPH)の学位を取得するコースも用意されていました。
 今回の訪問では、Molecular & Metabolic basis of Medicine、神経解剖学、解剖学、寄生虫学の講義、解剖学(大動物)と寄生虫学の実習に参加しました。各教員が、講義や実習中にディスカッション時間を設けるなどして、学生の意見や考えを引き出す工夫をこらしていました。対する獣医学生の講義や実習への参加姿勢には積極性が感じられました。一コマ50分間で行われる講義の音声は毎回録音されており、獣医学生は講義の音声データにアクセスし、各自のiPadやmp3プレイヤーにダウンロードして復習に活用しているそうです。
 アメリカでは現在、The North American Veterinary Medical Education Consortium (NAVMEC)が発足し、全国レベルで獣医大学間における教育連携体制が整備されつつあります。ウィスコンシン大学獣医学部の施設そのものはコンパクトな印象を受けましたが、教員と学生がそれぞれ高い意識で獣医学教育に臨んでいる雰囲気を肌で感じ、教育の質の向上を目指す上では貴重な体験となりました。
ウィスコンシン大学視察の様子1 ウィスコンシン大学視察の様子2
「創立100周年を迎えたウィスコンシン大学獣医学部」 「神経解剖学の講義風景(獣医課程1年)」
ウィスコンシン大学視察の様子3 ウィスコンシン大学視察の様子4
「解剖学(大動物)の実習。3期あるうちの第1期では頭部~頚部の形態や機能を学ぶ。」 「解剖学(大動物)の実習。来週の試験週間に備えてグループで復習する獣医学生。」
ウィスコンシン大学視察の様子5 ウィスコンシン大学視察の様子6
「もう一方の実習室で行われた寄生虫学の実習」 「寄生虫学実習の様子。4名の教員が動き回って80名の学生に対応する。」

平成24年2月14日(火)~16日(木) 岐阜大学の椎名准教授による「生化学実習」が鳥取大学で実施されました。

 鳥取大学の1年生を対象に、「ウサギ骨格筋からのGlycogen Phosphorylase bの精製」に関する3日間の集中実習が行われました。実習内容は、骨格筋から目的とするタンパク質を精製し、結晶化した後に、タンパク質濃度と酵素活性を測定するという一連のメニューであり、数多くの基本操作を学びました。

「生化学実習」の様子(鳥取大にて)

「生化学実習」の様子1(鳥取大にて) 「生化学実習」の様子2(鳥取大にて)

平成24年1月18日(水) 鳥取大学の今川教授による獣医画像診断学実習が実施されました。

 岐阜大学の5年生、鳥取大学4年生を対象に「獣医画像診断学実習」が実施されました。実習では、遠隔講義システムおよびipadを用いて脳神経系疾患のMRI読影を行いました。学生による読影後、鳥取大学の今川智敬教授による画像所見の解説が行われ、活発な質疑応答がありました。

「獣医画像診断学実習」の様子(岐阜大学にて)

「獣医画像診断学実習」の様子(岐阜大学にて)その1 「獣医画像診断学実習」の様子(岐阜大学にて)その2

「獣医画像診断学実習」の様子(鳥取大学にて)

「獣医画像診断学実習」の様子(鳥取大学にて)その1 「獣医画像診断学実習」の様子(鳥取大学にて)その2

平成24年1月10日(火) 文部科学時報(No.1633)に本プログラムの活動内容が掲載されました。

文部科学時報の「進む大学教育改革」の事例として、本プログラムが紹介されました。特に、新しい獣医・動物医科学系教育の必要性、期待される教育効果、講義・実習の連携、自治体との連携、今後の発展と継続として、3年間の事業内容を詳細に掲載しています

文部科学時報1月号(抜粋)

文部科学時報1月号(抜粋)その1

文部科学時報1月号(抜粋)その2

ファイル: 文部科学時報1月号(抜粋) [PDF: 1.49MB]


平成24年1月6日(金) 鳥取大学の山口教授による獣医免疫学講義が岐阜大学において実施されました。

 岐阜大学の3年生を対象に「獣医免疫学」の講義が実施されました。獣医免疫学15回のうちの1回で、鳥類の免疫について講義を行いました。授業は、鳥類の免疫器官,ファブリキウス嚢の解剖学的特徴と機能,免疫グロブリンの特徴、多様性獲得の分子機構などについて講述しました。

平成23年12月22日(木) 岐阜大学において野生動物管理学講演会が実施されました。

 「大学改革推進等補助金に基づく自治体関係者向け講演会」,「岐阜県域農林業教育システム」,「野生動物管理学研究センターセミナー」の3者の複合的な位置づけのもと,全国的な緊急課題となっている「鳥獣管理に関する対策と人材育成」に関する講演会が開催されました。演者の小寺祐二先生(宇都宮大学農学部附属里山科学センター)は,長く自治体や大学で「野生動物管理の担い手の育成」と「鳥獣害軽減を目的とする普及啓発活動」に尽力してこられました。今回はその豊富な経験をもとづく極めて実用的なご講演をいただくことができました。参加者は,大学関係者のみならず,岐阜県庁,岐阜県内の各市町村,関係団体の職員,岐阜県域農林業教育システム関連校(岐阜県立森林文化アカデミー,岐阜農林高等学校,加茂農林高等学校)の教員・生徒らを含む130名に達し,野生動物をめぐる諸問題への関心の高さをうかがい知ることができました。

「野生動物管理学講演会の様子」(岐阜大にて)

野生動物管理学講演会の様子


平成23年12月22日(木) 鳥取大学において外部評価が実施されました。

 政岡麻布大学学長、橋本北海道大学教授、鹿田県農林水産部部長の外部評価委員3名と、鳥取大学、岐阜大学、京都産業大学から8名の内部評価委員が参加して外部評価が実施されました。内部評価委員による現況報告の後、外部評価報告と総括では、社会科学科目の活用や、外部への働きかけ等について活発な意見の交換が行われました。また、遠隔講義システムが設置された実習室の視察も行われました。

「外部評価の様子」(鳥取大にて)

外部評価の様子


平成23年12月13日(火) 鳥取大学ポリクリ実習(繁殖・フィールド)に岐阜大学の教員が参加しました。

 12月13日に、鳥取放牧場で行われた、ポリクリ実習(繁殖・フィールド)に岐阜大学の高須准教授が参加しました。鳥取大学の菱沼教授と檜垣助教とともに鳥取大学5年生を対象に牛の直腸検査および超音波断層装置を用いた妊娠診断に関する実習を行いました。産業動物臨床の現場で最初に必要となる手技の一つである直腸検査と、一般的になりつつある超音波断層装置を用いた早期妊娠診断法について学生は積極的に手を動かし、実習に参加していました。

「ポリクリ実習(繁殖・フィールド)」の様子

「ポリクリ実習(繁殖・フィールド)」の様子1 「ポリクリ実習(繁殖・フィールド)」の様子2

平成23年12月2日(金) 鳥取大学の浅野准教授の「獣医生化学II」が実施されました。

 鳥取大学の浅野准教授による生化学の遠隔講義が行われました。岐阜大学の2年生を対象として、金曜日2限目と水曜日1限目に計6回の講義が行われる予定です。今回は第1回目の講義として、「DNAの構造、複製、修復」について論述されました。今後、「RNAの構造と合成」、「タンパク質の合成・分解」、「遺伝子発現の調節機構」、および「細胞間情報伝達機構」について講義される予定です。

「獣医生化学II」の様子

「獣医生化学II」の様子1 「獣医生化学II」の様子2
(鳥取大にて) (鳥取大にて)

「獣医生化学II」の様子3

(岐阜大にて)


平成23年11月30日(水) 岐阜大学の村瀬哲磨教授が鳥取大学で「動物繁殖学実習」に参加されました。

 鳥取大学の菱沼 貢教授による動物繁殖学実習に岐阜大学の村瀬教授が参加されました。農学部の電子顕微鏡室において2年生を対象に「犬精子の電子顕微鏡観察」をグループ形式で行い、学生が実際に透過型電子顕微鏡を操作しました。また、獣医繁殖学教室の学生を対象として、村瀬教授が精子の蛍光染色法のデモを実施されました。組織実習室に設置 の遠隔講義システムを使用して菱沼教授が対面式授業のデモを実施し、 臨床系授業の実施方法について村瀬教授と打合せを行いました。

「動物繁殖学実習」の様子(鳥取大にて)

「動物繁殖学実習」の様子


平成23年11月28日(月) 鳥取大学澁谷泉教授の「獣医生理学Ⅲ」が実施されました。

 岐阜大学の2年生を対象に「獣医生理学Ⅲ」の講義が実施されました。講義内容は、内分泌学総論(内分泌と外分泌、ホルモンの構造と生合成機構、ホルモンの受容体と細胞内情報伝達機構)、視床下部ー下垂体系、甲状腺と上皮小体、膵島、副腎、その他の内分泌器官、体温調節の生理学について講述されました。

「獣医生理学Ⅲ」遠隔講義の様子(鳥取大にて)

「獣医生理学Ⅲ」遠隔講義の様子1 「獣医生理学Ⅲ」遠隔講義の様子2

平成23年11月22日(火) 岐阜大学志水教授の「獣医生理学Ⅱ」が実施されました。

岐阜大学の志水教授による生理学の遠隔講義が行われました。鳥取大学の2年生を対象とする講義で、本日を第1回目として、火曜日の3時限目に全4回の講義が予定されています。授業の内容は、消化吸収の生理学です。第1回目は「消化管機能を調節する因子」「消化管の運動」について論述されました。第2回目以降に「消化管の分泌」「小腸における消化と吸収」「水と電解質の吸収と分泌」「下痢の病態生理」および「反芻動物の消化と吸収(発酵過程)」について講義される予定です。  

「獣医生理学Ⅱ」遠隔講義の様子

「獣医生理学Ⅱ」遠隔講義の様子1 「獣医生理学Ⅱ」遠隔講義の様子2
(岐阜大にて) (鳥取大にて)

平成23年11月11日(金) 京都産業大学において教育フォーラムが開催されました。

 平成23年度は本プロジェクトの最終年度にあたり、本日の教育フォーラムは3年間のまとめが主体となりました。この1年間で連携授業数は大幅に増加しており、22年度前期は6科目であったものが23年度は11科目へ、後期も同様に3科目から9科目へと増えています。24年度以降も3大学間での連携を維持しながら、お互いの教育効果を高めていくことが確認されました。また、フォーラムの最後には、23年度に京都産業大学に導入された移動型遠隔講義システムのデモンストレーションも実施されました。
教育フォーラムの様子1 教育フォーラムの様子2
教育フォーラムの様子1 教育フォーラムの様子2
教育フォーラムの様子3 移動型遠隔講義システムのデモンストレーション
教育フォーラムの様子3 移動型遠隔講義システムのデモンストレーション

平成23年11月2日(水) 米国コロラド州立大学のDr. Allweilerによる特別講義が実施されました。

 Dr. Allweilerはコロラド州立大学獣医教育病院において麻酔専門医として活躍しています。今回は、「疼痛管理のための複合的な鎮痛方法および最新の鎮痛テクニック」と題した特別講義が鳥取大学において実施されました。講演は鳥取大学4年生および岐阜大学の5年生が聴講し、活発な質疑応答がありました。
講演会の様子1(鳥取大学にて) 講演会の様子2(鳥取大学にて)
講演会の様子1 (鳥取大学にて) 講演会の様子2 (鳥取大学にて)
講演会の様子3(鳥取大学にて) 講演会の様子4(岐阜大学にて)
講演会の様子3 (鳥取大学にて) 講演会の様子4 (岐阜大学にて)

平成23年11月1日(火) 鳥取大学広報誌「風紋」に連携教育の記事が掲載されました。

 鳥取大学の広報誌である「風紋31号」に「動物の健康は地球の宝」と題した特集が企画され、その中で、他大学との教育連携として本プロジェクトが紹介されました。

広報誌「風紋31号」の記事

広報誌「風紋31号」の記事その1 広報誌「風紋31号」の記事その2

平成23年10月31日(月) 鳥取大学太田利男教授の「獣医薬理学特別講義」が実施されました。

 岐阜大学の3年生を対象に「獣医薬理学特別講義」が実施されました。講義テーマ「痛みと鎮痛薬の薬理学」。生体における痛みの生理と病態、温度感受性チャネルと病態痛との関連、痛みを制御する薬物の作用機序について講義を行いました。

「獣医薬理学特別講義」遠隔講義資料

「獣医薬理学特別講義」遠隔講義資料

平成23年10月26日(水) 鳥取大学の北村直樹准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

 鳥取大学の北村准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。岐阜大学の2年生を対象に「カエル坐骨神経からの複合活動電位測定」について行いました。前半、「静止膜電位の形成と活動電位の発生機構」についての講義が行われました。後半の実験では、生きた神経線維において発生する活動電位を複合活動電位として測定し、その性質を学びました。

「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」

「獣医生理学実習の様子1(岐阜大学にて)」 「獣医生理学実習の様子2(岐阜大学にて)」

平成23年10月24日(月) 岐阜大学海野年弘教授の「獣医薬理学II特別講義」が実施されました。

 鳥取大学の3年生を対象に「獣医薬理学特別講義」が実施されました。講義テーマ「平滑筋の薬理学」。平滑筋の生理機能と興奮収縮連関機構や気管平滑筋、泌尿器機能に影響する薬についての講義を行いました。

「獣医薬理学II特別講義」遠隔講義の様子 (岐阜大学にて)

「獣医薬理学II特別講義」遠隔講義の様子1(岐阜大学にて) 「獣医薬理学II特別講義」遠隔講義の様子2(岐阜大学にて)

平成23年10月5日(水) コロラド州立大学の Dr. Thammによる講演会が実施されました。

 Dr. Thammはコロラド州立大学アニマルキャンサーセンターに所属し、全米の中でも最も将来を期待されている腫瘍内科医の一人です。今回の講演は、米国での獣医学教育の現状、特に臨床腫瘍学についてお話しいただきました。岐阜大学および鳥取大学の獣医5年生および院生、教員が聴講し、活発な質疑応答がされました。

「講演会の様子(岐阜大学にて)」

「講演会の様子(岐阜大学にて)」

平成23年9月29日(木) 鳥取大学の今川智敬教授による獣医画像診断学実習が実施されました。

 岐阜大学4年生を対象とした画像診断学実習を学生移動型で実施しました。MRI室の広さから、MRI室、MRI操作室に入室して見学出来るのは 数名でした。残りの学生さんはMRI操作室からのライブ中継をモニターで見ながらの見学となりました。実習犬1頭を使い、MRIへの導入、MRI の設定、画像取得の過程を見ていただきました。

「獣医画像診断学実習の様子(鳥取大学にて)」

「獣医画像診断学実習の様子1(鳥取大学にて)」 「獣医画像診断学実習の様子2(鳥取大学にて)」

平成23年9月28日(水)~30日(金) 鳥取大学の浅野淳准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

 鳥取大学の浅野准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。今回は岐阜大学の2年生を対象に、「PCRとDNAクローニング、組換タンパク質の精製」に関する実習を行いました。分子生物学的手法の原理について学び、PCR法による特定DNA領域の増幅、PCR産物のプラスミドへの導入、大腸菌への形質転換、大腸菌発現組換えタンパク質のアフィニティクロマトグラフィーによる精製を行いました。

「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」

「獣医生理学実習の様子1(岐阜大学にて)」 「獣医生理学実習の様子2(岐阜大学にて)」

平成23年9月28日(水)・29日(木) 岐阜大学の杉山教授および伊藤(直)准教授による公衆衛生学実習(狂犬病の診断)が実施されました。

 岐阜大学にて鳥取大学5年生35名を対象に「公衆衛生学実習(狂犬病の診断)が実施されました。杉山教授による講義では、狂犬病の概要を学ぶとともに、日本の周辺諸国の発生状況やワクチン接種の意義について考えました。また、伊藤准教授の実習では、感染マウスを用いて、蛍光抗体法およびRT-PCR法による診断と、培養神経細胞を用いたウイルス分離による診断を学習しました。

「公衆衛生学実習の様子(岐阜大学にて)」

「公衆衛生学実習の様子1(岐阜大学にて)」 「公衆衛生学実習の様子2(岐阜大学にて)」
「公衆衛生学実習の様子3(岐阜大学にて)」 「公衆衛生学実習の様子4(岐阜大学にて)」

平成23年9月28日(水)・29日(木) 鳥取大学の伊藤啓史准教授による人獣共通感染症学実習(インフルエンザの診断)が実施されました。

 岐阜大学4年生を対象にした人獣共通感染症学実習(インフルエンザの診断)が学生移動型(岐阜大学の学生が鳥取大学に移動して実習を受ける)で実施されました。岐阜大学の学生が鳥取大学に来て講義、実習を受けるのはこれが初めてでした。普段とは違う環境が刺激になったのか、みんな積極的に実習に取り組んでいました。

「人獣共通感染症学実習の様子(鳥取大学にて)」

「人獣共通感染症学実習の様子1(鳥取大学にて)」 「人獣共通感染症学実習の様子2(鳥取大学にて)」
「人獣共通感染症学実習の様子3(鳥取大学にて)」 「人獣共通感染症学実習の様子4(鳥取大学にて)」

平成23年9月26日(月)~28日(水) 鳥取大学の浅野淳准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

 鳥取大学の浅野准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。今回は岐阜大学の3年生を対象に、「PCRとDNAクローニング、組換タンパク質の精製」に関する実習を行いました。分子生物学的手法の原理について学び、PCR法による特定DNA領域の増幅、PCR産物のプラスミドへの導入、大腸菌への形質転換、大腸菌発現組換えタンパク質のアフィニティクロマトグラフィーによる精製を行いました。

「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」

「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」の様子1 「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」の様子2

「講演会のご案内 11月4日(金)鳥取大学」

以下の日程で講演会を開催いたします。参加費は無料ですので、多数のご来聴をお待ちしております。

「講演会日程」

日時:11月4日(金)
第1部 10:30-12:30
第2部 13:15-16:45

場所:鳥取大学工学部大学院棟 大講義室

講師:Dr. Sandra Allweiler
Colorado State University, Department of Clinical Sciences,
Assistant Professor in Veterinary Anesthesiology

講演内容:
第1部  Multimodal analgesia and advanced techniques for pain relieve  (疼痛管理のための複合的な鎮痛方法および最新の鎮痛テクニック)

第2部  Anesthesia for the critical patient: “ What to do if your patient has heart, liver, kidney or endocrine disease”  (重症患者の麻酔:あなたの患者が心疾患、腎疾患あるいは内分泌疾患をもっていたらどのような麻酔をしますか?)

問い合わせ先:
鳥取大学農学部獣医臨床検査学 竹内 崇
takeuchi@muses.tottori-u.ac.jp

平成23年8月9日(火)・10日(水) 岐阜大学の淺野准教授による野生動物医学演習が鳥取大学で実施されました。

 岐阜大学の淺野准教授による野生動物医学演習が鳥取大学にて鳥取大学5年生18名(選択)を対象に実施されました。講義で学んだ内容をより深く理解するために,野外調査における基礎的な技術や野生動物管理のための獣医学的技術のエッセンスを学習しました。本年度のカリキュラムでは「野生動物の麻酔とハンドリング(吹矢の作成・試射)」「野外調査の基礎(テレメトリー調査)」「野生動物の年齢査定(エゾシカの齢査定)」を学びました。

「野生動物医学演習」の様子

「野生動物医学演習」の様子1 「野生動物医学演習」の様子2
「野生動物医学演習」の様子3 「野生動物医学演習」の様子4

平成23年7月25日(月) 獣医外科学実習の模擬実習が岐阜大学で実施されました。

 岐阜大学獣医学課程5年生33名を対象に、模擬実習として小動物の歯科治療に関する実習を行いました。学生は、人工歯石が付いた犬の頭部模型を使用し、超音波スケーラーによるスケーリングやダイヤモンドバーによる歯の分割・抜歯など小動物臨床で行われる歯科治療の実習に取り組みました。今後は、鳥取大学での実施も検討していく予定です。

獣医外科学実習、模擬実習の様子

獣医外科学実習、模擬実習の様子1 獣医外科学実習、模擬実習の様子2
獣医外科学実習、模擬実習の様子3 獣医外科学実習、模擬実習の様子4

平成23年7月21日(木) 鳥取大学と岐阜大学間で獣医画像診断学実習が実施されました。

遠隔講義システムを利用し、MRIの原理について解説すると共に、実際のMRIシステムや関連した機器、また撮影法について、実際のMRI検査の写真を交えて説明をしました。MRIを理解するために、多数のMRI画像を用いて行われました。今年度は、さらに学生移動形式の実習で、MRI検査を直接見学する実習、また各種症例のMRI画像を用いたディスカッションおよび解説形式で本実習を行う予定です。

「獣医画像診断学実習」の様子

「獣医画像診断学実習」の様子1 「獣医画像診断学実習」の様子2

平成23年7月19日(火) 鳥取大学と岐阜大学間で獣医生理学実習・合同討論会が実施されました。

 6月30日に岐阜大学の学生を対象に鳥取大学教員が、7月5日に鳥取大学の学生を対象に岐阜大学教員がそれぞれ獣医生理学実習を実施しました。今回は、遠隔講義システムを利用して、それぞれの実習内容に関する合同討論会を行いました。実習で得られたデータについて、鳥取大、岐阜大双方の学生が発表しました。その後、活発な質疑応答が展開され、お互いを刺激し合いました。

「獣医生理学実習合同討論会」の様子

「獣医生理学実習合同討論会」の様子1 「獣医生理学実習合同討論会」の様子2
(岐阜大学にて) (鳥取大学にて)

平成23年7月14日(木) 岐阜大学獣医 臨床繁殖学実習に鳥取大学の教員が参加しました。

 岐阜大学で行われた臨床繁殖学実習 II に鳥取大学の菱沼教授が参加しました。村瀬教授とともに岐阜大学5年生を対象に牛の染色体検査を行いました。獣医臨床繁殖学研究室の実験室で標本を作成し、臨床検査実習室で標本の観察を行ったため、教員も二手に分かれて指導を行いました。また、標本作製法の説明を村瀬教授がプリントを使用して、菱沼教授がビデオを使用して説明するなど、分担しながら実習を行いました。学生は午前中から積極的に実習に参加し、染色体標本を観察して牛の性染色体( X 染色体)を確認していました。

「獣医臨床繁殖学実習」の様子

「獣医臨床繁殖学実験室における標本作製」の様子 「臨床検査実習室における標本観察」の様子
「獣医臨床繁殖学実験室における標本作製」 「臨床検査実習室における標本観察」

平成23年7月5日(火) 岐阜大学の椎名准教授による獣医生理学実習が鳥取大学で実施されました。

 岐阜大学の椎名准教授による獣医生理学実習が鳥取大学で実施されました。鳥取大学の3年生を対象に「心電図の導出と解析―カエルをモデルとした実験―」を行いました。午前中の講義では心電図波形の成り立ちや導出法の原理などについて復習し、午後の実習では実際に動いている心臓を観察しながら同時に心電図を記録し、異常心電図の発生機序などを学びました。

「獣医生理学実習」の様子

「獣医生理学実習」の様子1 「獣医生理学実習」の様子2

平成23年6月30日(木) 鳥取大学の北村准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

 鳥取大学の北村准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。岐阜大学の3年生を対象に「カエル坐骨神経からの複合活動電位測定」について行いました。午前中の講義では「静止膜電位の形成と活動電位の発生機構」について復習し、午後の実習では生きた神経線維の発生する活動電位を複合活動電位として測定し、その性質を学びました。

「獣医生理学実習」の様子

「獣医生理学実習」の様子1 「獣医生理学実習」の様子2

平成23年6月9日(木)・10日(金) 岐阜大学獣医臨床繁殖学実習に鳥取大学の教員が参加しました。

 6月9日と10日の2日間に渡り、岐阜大学で行われた臨床繁殖学実習に鳥取大学の檜垣助教が参加しました。昨年度と同様に、高須准教授とともに岐阜大学5年生を対象に超音波断層撮影および牛受精卵の回収に関する説明を行いました。今回は新たに、超音波画像診断装置を鳥取大学から岐阜大学へ持ち込み、岐阜フィールド科学教育研究センターで繋養されている乳牛を用いて妊娠診断法に関する実習も行いました。実際に産業動物臨床で頻繁に行われる妊娠診断法であることもあり、学生は積極的に手を動かし、実習に参加していました。

「獣医臨床繁殖学実習」の様子

「獣医臨床繁殖学実習」の様子1 「獣医臨床繁殖学実習」の様子2

平成23年6月8日(水) 「動物と法概論」の遠隔講義が開講されました。

 遠隔講義「動物と法概論」は、京都産業大学が鳥取大学、岐阜大学に向けて配信することで構築しておりましたが、新たに大阪府立大学も加わり、4大学間での遠隔講義として開始しました。
 第1回目の講義は、「獣医師とコンプライアンス」、「獣医療過誤と慰謝料請求」と題し、京都産業大学大学院法務研究科 四宮章夫教授が、獣医療における診療契約、過失の認定事例、裁判等の損害認定事例、コンプライアンスについて講述されました。

「動物と法概論」の遠隔講義の様子

「動物と法概論」の遠隔講義の様子1 「動物と法概論」の遠隔講義の様子2
(岐阜大学にて) (鳥取大学にて)

平成23年6月3日(金) 岐阜大学教員による「 野生動物医学概論 」の第1回目の講義が行われました。

 鳥取大学と岐阜大学の両方を対象とした授業は6月17日からの開始となるため、今回は鳥取大学の学生のみを対象とする遠隔講義となりました(次回の6月10日も鳥取大学の学生のみが対象です)。授業タイトルは「野生動物と獣医学」で、「野生動物の存在意義」や「生物多様性保全や野生動物保護管理に関わる獣医学の役割」などが講述されました。
 昨年度は、野鳥における高病原性鳥インフルエンザの確認やツキノワグマの市街地への出没など、獣医学と関係の深い数々の事例が続きました。このような問題に適切に対応するためには、生態学や保全生物学との連携が不可欠です。そのため、「野生動物医学概論」では、生態学等の関連分野との接点を重視した授業を進めます。(6月3日と6月10日の内容は、岐阜大学においては別科目の授業等で講述済みです。)

「野生動物医学概論」 講義の様子

「野生動物医学概論」 講義の様子1 「野生動物医学概論」 講義の様子2

平成23年6月1日(水) 鳥取大学教員が京都産業大学の学生に対して「生化学」模擬講義を実施しました。

 これまで、京都産業大学から岐阜大学および鳥取大学へ送信する形式での模擬講義が開催されてきました。今回は、京都産業大学が受講する形式で、鳥取大学浅野准教授による生化学の模擬講義が実施されました。京都産業大学では総合生命科学部動物生命医科学科の学生31名が受講しました。6月8日からは、京都産業大学教員による「動物と法概論」が開講予定であり、3大学間での遠隔講義が今後さらに増えることになります。

「生化学」 模擬講義の様子

「生化学」模擬講義の様子1 「生化学」模擬講義の様子2
「生化学」模擬講義の様子3

平成23年5月25日(水) 京都産業大学にて第2回法政研究会が開催されました。

 上記研究会が平成23年5月25日(水)午後2時半から、京都産業大学法務研究科会議室で開催されました。今回の研究会は、平成21年度から始まっている、鳥取大学農学部獣医学科、岐阜大学応用生物科学部獣医学課程、京都産業大学総合生命科学部動物生命医科学科の3大学による遠隔講義を中心とした連携教育に、京都産業大学から間もなく発信される講義「動物と法概論」を、より充実したものにするために、担当教員によって企画されたものです。当初は、講義を担当する京都産業大学法学部及び法務研究科教員と、上記3大学の獣医師の資格を持つ教員とで研究会を実施する予定でした。しかし、京都産業大学と学術交流協定を結んでいる大阪府立大学生命環境科学部獣医学科教員、近畿地区の地方行政を担っている獣医師あるいは動物病院を営んでいる開業獣医師からも、本講義に強い関心を持つことが予想されたため、案内状を出したところ、京都産業大学の関係教員を除く21名の学外からの、獣医学教員、公務員獣医師、開業獣医師が本研究会に参加されました。
 研究会では、始めに3名の講義担当教員による、遠隔講義における講義の内容が紹介されました。その後、担当教員間及び参加者も含めた意見及び情報の交換が2時間にわたって活発になされました。論議の主題は、小動物の医療過誤に関するものに限定されています。
 最初に、川本哲郎教授から、刑事責任を中心とした獣医師法及び動物愛護法からみた獣医師の責任あるいは法との付き合い方、行政、警察、弁護士会との連携の必要性について話題提供がなされました。次に、四宮章夫教授から、獣医療における診療契約の性質、診療債務不履行の意義、過失の認定について説明がなされ、獣医療過誤裁判における過失認定事例についても、実例を基に紹介されました。最後に、寺沢知子教授から、民法上からのヒトと動物の定義が紹介され、人の動物に対する権利能力について説明がなされました。特に、損害賠償訴訟でのペットの取り扱われ方と飼い主の責任、医療過誤における獣医師・病院の責任等実例を基に話題提供がなされました。
 この研究会から、動物に関する様々な事件についての法解釈は、定まっていない部分の広いことが伺われ、法律家と獣医師側との連携を深め、さらに充実されねばならない分野であることも明らかになりました。今回のような、法律の専門家と獣医師による討論の場はこれまであまり行なわれておらず、獣医師の適切な活動を補償するために、より充実した「動物と法概論」の講義が実施されるためにも再々実施する必要性があると思われます。今後、産業動物に関する法律も含む内容に発展していくことが望まれます。

第2回法政研究会の様子

第2回法政研究会の様子1 第2回法政研究会の様子2

平成23年5月19日(木) 鳥類疾病学(第5回)の遠隔講義が行われました。

 岐阜大学の6年生および鳥取大学の5年生を対象とする遠隔講義を行いました。
授業タイトルは「家きんにおけるサルモネラ感染症(後編)」と「大腸菌症」で、前者に関しては鶏におけるサルモネラ感染症の予防対策と公衆衛生学的意義が、後者に関しては鶏における大腸菌症の病原・疫学・病変等の特徴が、症例の紹介とともに、鳥取大学の村瀬先生より講述されました。

鳥類疾病学(第5回)の遠隔講義の様子

鳥類疾病学・遠隔講義の様子1 鳥類疾病学・遠隔講義の様子2

平成23年5月18日(水) 獣医生化学Ⅱ(第5回)の遠隔講義が行われました。

 岐阜大学の学生(3年生)のみを対象とする遠隔講義(第5回目)を行いました。
授業タイトルは「細胞間情報伝達機構(1)」で、「情報を伝達する様式」、「情報伝達に関わる基本的な分子」、「代表的な情報伝達機構」などが鳥取大学の浅野先生より講述されました。

獣医生化学Ⅱ(第5回)の遠隔講義の様子

獣医生化学Ⅱ・遠隔講義の様子1 獣医生化学Ⅱ・遠隔講義の様子2

平成23年5月11日(水) 鳥取大学にて磯日出夫先生による講演会が開催されました。

 磯式第四胃整復腹腔鏡手術セットの開発者である 磯 日出夫先生(磯動物病院院長、那須塩原市)をお招きし、講演会が開催されました。
 当日は、残念ながら第四胃変位症例がいなかったため、手術セットの使用法を主体に説明していただきました。世界的には動物に対して侵襲性の少ない治療法が考案されてきており、その一つとして腹腔鏡手術の応用が期待されます。大動物の腹腔鏡手術も小動物と同様に実施できることを詳細にご説明いただき、貴重な講演会となりました。
 学外からNOSAI獣医師2名の参加があり、教員5名、学生・大学院生73名と合わせて活発な質疑応答がみられました。

「磯 日出夫 先生による講演会の様子」
(鳥取大学にて)

磯日出夫先生による講演会の様子1 磯日出夫先生による講演会の様子2
磯日出夫先生による講演会の様子3

磯式腹腔鏡手術セットを用いた牛の第四胃整復術デモンストレーションのご案内
(平成23年5月11日(水)鳥取大学)

 乳牛の第四胃変位は臨床上重要な予防疾患ですが、現状では発症後開腹手術による整復が一般的な治療法となっています。しかしながら、世界的には動物に対して侵襲の少ない治療法が考案されてきており、その一つとして腹腔鏡手術の応用が試みられています。
鳥取大学では、磯式第四胃整復腹腔鏡手術セットの開発者である 磯 日出夫先生(磯動物病院院長、那須塩原市)を招聘し、手術講習会を開催いたします。参加は無料ですので、多数のご参加をお待ちしております。

会場および日程は以下の通りです。

場所:鳥取大学農学部附属動物医療センター
日時:平成23年5月11日(水)
日程:10:30~12:00  術式と理論について(講義)
 14:00~16:00  手術実習
講師:磯 日出夫 先生(磯動物病院院長)
 
問合せ先:鳥取大学農学部獣医外科学 南 三郎
minami@muses.tottori-u.ac.jp

平成23年3月22日(火) 米国から招聘した2名の野生動物研究者による講演会が開催されました。

 岐阜大学において、ウィスコンシン州立大学(スティーブンスポイント校自然資源学部野生動物学科)から招聘した2名の研究者(Dr. Shelli A. DubayとDr. Kevin R. Russell)による講演会が開催されました。
 Dr. Dubayからは、農務省に属する国立野生動物研究センターと内務省に属する国立野生動物衛生センターとが協働で野生動物疾病に対応している米国の調査研究体制が紹介されました。
 Dr. Russellには、湿原保全の観点から注目されている両生類について、近年の生息状況の変化や先進的研究の成果を報告いただきました。
 震災直後の開催ではありましたが、学外(京都産業大学、環境省、森林総合研究所など)からの8名を含む29名の参加があり、活発な議論と情報交換が行われました。なお、本講演会後、お二人は兵庫県森林動物研究センターを視察され、日本における野生動物管理上の諸課題についての認識を深められました。今回の招聘事業により、野生動物の管理と感染症研究に関する日米間の相互理解が深まり、今後の連携関係の基盤を更に強化することができました。
Dr. Dubay講演会にて説明の様子1 Dr. Russell講演会にて説明の様子
「Dr. Shelli A. Dubayの講演の様子」 「Dr. Kevin R. Russellの講演の様子」

平成23年3月20日(日) 岐阜大学において第4回比較腫瘍学シンポジウムが開催されました。

文部科学省戦略的連携支援プログラムの一環として、岐阜大学比較がんセンター主催の第4回比較腫瘍学シンポジウムを開催いたしました。犬とヒトの肺がん、膀胱がん、そして疫学・予防について、獣医学と医学からそれぞれシンポジストをお招きして、活発な議論が行われました。

「第4回比較腫瘍学シンポジウムの様子」

第4回比較腫瘍学シンポジウムの様子

平成23年3月5日(土)~14日(月) 鳥取大学の檜垣彰吾助教が英国エジンバラ大学を視察しました。

欧州に在る獣医系大学の中でも獣医学教育に対する評価の高いエジンバラ大学獣医校において、産業動物臨床教育に関する施設・設備ならびに教育方法について視察を行った。エジンバラ大学獣医校の学生数は約160人/学年(5年制が約100人/学年、4年制が約60人/学年)と非常に多く、教育を行う上で最も大きな問題は、全ての学生に等しく教育を提供することであった。エジンバラ大学獣医校では、この問題の解決のために、卒業するまでに習得しておくべき知識と技術を規定したThe Royal College of Veterinary Surgeons’ Day One Skillsを作成し、それに沿った新しい教育カリキュラムを実施している。さらに、The Edinburgh Electronic Veterinary Curriculum(EEVeC)というPCを用いた教育も行っており、学生はEEVeC上で全ての授業で使用する全てのスライド等のデジタル教材が閲覧・利用可能であるだけでなく、授業での疑問について掲示板形式で質問でき、全ての学生が問題点を共有できるように配慮されている。今後は鳥取大学と岐阜大学および京都産業大学間での遠隔講義が盛んになり、教育の対象となる学生数が増加する。その際に、今回の視察で得られた知見は非常に有用だと考えられる。
英国エジンバラ大学視察の様子1 英国エジンバラ大学視察の様子2
エジンバラ大学獣医校Easter Bushキャンパスに新設された獣医学“教育”棟 犬の首のマネキンを用いた頸静脈採血の練習風景(獣医学科3年生)
英国エジンバラ大学視察の様子3 英国エジンバラ大学視察の様子4
近隣農家での産業動物臨床実習の様子(獣医学科5年生) 大学附属大動物病院での産業動物入門実習の様子(獣医学科3年生)
英国エジンバラ大学視察の様子5
大学附属大動物病院での産業動物臨床ローテーションの様子(獣医学科5年生)

外国人研究者招待講演会のご案内 (平成23年3月22日(火) 岐阜大学)

平成23年3月22日(火) 10:30から、岐阜大学連合大学院棟6階 合同ゼミナール室において、3名の外国人研究者による招待講演会を開催いたします。事前申し込みは不要ですので、多数のご来聴をお待ちしております。
講演内容は以下の通りです。

講演1: Dr. Shelli A. Dubay(ウィスコンシン州立大学)「合衆国における野生動物感染症のモニタリング」“Wildlife disease monitoring in the United States”

講演2: Dr. Jack C. Rhyan(合衆国農務省・動植物衛生監視局・獣医部門・国立野生動物研究センター)「野生動物における口蹄疫の予防、検出、モニタリング、管理の戦略」“Strategies for the prevention, detection, monitoring, and management of foot-and-mouth disease in wildlife”

講演3: Dr. Kevin R. Russell(ウィスコンシン州立大学)「北アメリカにおける両生類と湿原の保全」“Amphibian and wetland conservation in North America and Europe”

詳しい情報については、下記のファイルをご覧ください。

ファイル: 講演会ポスター [PDF: 122KB]

平成23年3月7日(月) 京都産業大学の川本哲郎教授による特別講義が実施されました。

23年度から開講される「動物と法概論」を前に、鳥取大学、岐阜大学、京都産業大学に加えて、試験的に大阪府立大学の学生ならびに教員を対象とした特別講義が開催されました。京都産業大学大学院法務研究科の川本教授による「獣医療と法」と題した講義では、法の概念、責任論、裁判、インフォームドコンセント、説明責任、コミュニケーションの重要性に関して講述されました。今回の講義は試験的な要素も含まれており、4会場を分割画面でモニター表示し、各大学の学生に対する質疑応答も行われました。4大学の参加者は、教員27名、学生32名、職員6名、学外から7名であり、多地点同時開催のメリットが確認できる講義となりました。

「特別講義の様子」

特別講義の様子1

「4会場の分割画面」

特別講義の様子2

平成23年2月21日(月)~24日(木) 岐阜大学志水教授と椎名准教授による「生化学実習」が鳥取大学で実施されました。

鳥取大学の1年生を対象に「ウサギ骨格筋からのGlycogen Phosphorylase bの精製」に関する4日間の集中実習が行われました。実習内容は、骨格筋から目的とするタンパク質を精製し、結晶化した後に酵素活性を測定するという一連のメニューであり、数多くの基本操作を学びました。最終日にはデータをまとめたディスカッションタイムと解説があり、とても内容の濃い実習となりました。

「生化学実習の様子」

生化学実習の様子1 生化学実習の様子2
生化学実習の様子3 生化学実習の様子4

平成23年2月20日(日)~22日(火) 鳥取大学の菱沼教授が北海道大学を視察しました

鳥取大学の菱沼 貢教授が北海道大学大学院獣医学研究科・獣医学部を視察しました。北海道大学の橋本善春教授に対応していただき、海外における獣医学教育の現状と国内における獣医学教育の連携・共同課程について情報交換を行うとともに、TV会議システムを利用した北海道大学(橋本教授)と帯広畜産大学(宮原和郎教授)の通信状況を視察しました。さらに、海外における獣医学教育の評価方法、特に評価のためのSelf Evaluation Reportについての説明を受けました。

平成23年2月12日(土)~22日(火) 鳥取大学の檜垣助教が米国ネブラスカ大学を視察しました

鳥取大学の檜垣助教がネブラスカ大学リンカーンキャンパスおよび附属Great Plains Veterinary Education Center(GPVEC)を視察しました。当日は、Dr. HardinおよびDr. Griffinのお世話により、各施設見学のほか、公衆衛生および生産獣医療の講義を見学しました。特に、ネブラスカ大学で行われているアイオワ州立大学および米国農務省食肉動物研究センター間の教育連携について重点的に視察を行いました。ネブラスカ大学とアイオワ州立大学間での連携では、それぞれの強みである肉牛および豚に関する教育を相互に提供することが可能となっています。また、ネブラスカ大学と米国農務省食肉動物研究センター間の連携では、ネブラスカ大学からは獣医療サービスを提供する代わりに、米国農務省食肉動物研究センターで繋養している多くの家畜を授業で使用することが許可されています。このように、ネブラスカ大学では様々な機関と連携することで、学生により良い獣医学教育を提供できるよう努めており、鳥取大学、岐阜大学および京都産業大学間の教育連携モデルとして、有意義な視察となりました。
米国ネブラスカ大学を視察の様子1 米国ネブラスカ大学を視察の様子2
「ネブラスカ大学でのアイオワ州立大学からの生理学の遠隔講義の様子(獣医学課程1年生)」 「リンカーンキャンパス内の屋内馬場」
米国ネブラスカ大学を視察の様子3 米国ネブラスカ大学を視察の様子4
「GPVECでの経口ワクチンの投与とホルモン剤の耳介へのインプラントの様子(獣医学大学院4年生)」 「GPVECでの生産獣医療の講義の様子(獣医学大学院4年生)」
米国ネブラスカ大学を視察の様子5
「大型肥育農家で設備の説明を行っているDr. Griffin(獣医学大学院4年生)」

平成23年2月21日(月) 動物行動学特別セミナーが開催されました。

岐阜大学連合大学院棟において、米国タフツ大学の尾形庭子先生による標記セミナーが開催されました。今回は、「どう取り組む?獣医行動学」と題し2時間にわたって講演されました。尾形先生からのコメントです。「日本で犬猫の行動治療に携わった後、米国タフツ大学の行動科でレジデント研修を行いました。両国でみた問題行動例はダメな飼い主?訓練不足?神経疾患?心療内科?現代病?精神疾患?等々。症例も交えて獣医師として問題行動例とどう取り組んでいけるか、皆さんと考えたいと思います。」

「動物行動学特別セミナーの様子」

動物行動学特別セミナーの様子1

平成23年2月7日(月)~11日(金) 鳥取大学笛吹達史講師が米国ミネソタ大学とコーネル大学を視察しました。

平成23年2月7日~8日 米国ミネソタ大学(ミネソタ州ミネアポリス)
平成23年2月10日~11日 米国コーネル大学(ニューヨーク州イサカ)

 米国北部に位置するミネソタ州のミネソタ大学、ニューヨーク州のコーネル大学を訪問しました。驚くほどの寒さの中の訪問となりましたが、両大学のスタッフとも温かく迎えてくれました。獣医学部の学部長や教育担当の教員らに面談し、両大学の教育体制について調査を行いました。
 ミネソタ大学は産業動物獣医師や公衆衛生エキスパートの育成に力を入れており、Master of Public Health (MPH)の学位を取得するためのプログラムを他大学の獣医学生にも提供しています。MPHの学位を取得することで、公衆衛生関連職、例えば公務員採用などに有利になるメリットがあります。
 コーネル大学では、学生の自発的な学習意欲self-educationを強く促すような教育プログラムが組まれていました。各科目は「The Animal Body」や「Host, Agent & Defense」のような大区分(ブロック)に分類され、少人数に班分けされた問題基盤型学習を用いたチュートリアル教育がブロック単位で実施されます。両大学の動物病院や教育施設も見学してきました。動物病院が、獣医学生の臨床教育の場として存分に活用されている印象を受けました。コーネル大学では、少人数の会議やディスカッションなどに用いられる遠隔システムを視察しました。米国の大学は規模が大きく、ただ感心するばかりでしたが、日本の大学にあっては教育連携で互いの大学の得意分野を提供しあい、より高い水準の獣医教育を目指す必要があると感じました。
ミネソタ大学視察の様子1 ミネソタ大学視察の様子2
「獣医学生の教育の場でもある動物病院。症例について調べるためのパソコンを通路で頻繁に見かけた(ミネソタ大学)」 「微生物学実習でグラム染色の説明を受ける獣医課程進学前の学部学生(ミネソタ大学)」
コーネル大学視察の様子1 コーネル大学視察の様子2
「少人数グループ間での遠隔会議に使われるVideo Conference Room(コーネル大学)」 「解剖実習室の隣室では、解剖学に関する様々な資料や充実した模型が展示されていた(コーネル大学)」

平成23年1月25日(火) 獣医画像診断学模擬実習が実施されました。

岐阜大学の5年生を対象に、鳥取大学の今川教授による獣医画像診断学模擬実習が遠隔講義システムを用いて実施されました。今回は講義形式で、「MRIの原理と臨床症例」をテーマにMRI装置の概要とMRI画像の読影法を中心に行いました。今後は実習形式に近い形で、MRI撮像方法から読影までを一貫して実施し、次年度へ継続していく予定です。

「獣医画像診断学模擬実習の様子」

獣医画像診断学模擬実習の様子1

獣医画像診断学模擬実習の様子2

獣医画像診断学模擬実習の様子3

平成23年1月24日(月) 大学教育改革プログラム合同フォーラムが開催されました。

大学教育改革プログラム合同フォーラムがアキバスクエア(秋葉原UDX 2階)で開催されました。鳥取大学、岐阜大学および京都産業大学で実施している教育連携プログラムの概要について、菱沼教授がポスター展示による発表を行いました。今回の合同フォーラムでは、24日に120件の事業について、25日には123件の事業についてそれぞれの発表があり、その他にも基調講演および分科会講演が企画され、活発な討論が展開されました。

「大学教育改革プログラム合同フォーラムの様子」

大学教育改革プログラム合同フォーラムの様子1

大学教育改革プログラム合同フォーラムの様子2

平成23年1月7日(金) 免疫学講義が実施されました。

岐阜大学応用生物科学部において、山口教授(鳥取大学)による獣医免疫学/生体防御学の講義を実施しました。受講者は獣医学課程37名、生産環境課程17名で、全体15回のうち鳥類の免疫学に関する講義1回を担当しました。講義内容は、鳥類の免疫器官、免疫機構、抗体の多様性獲得機構、移行抗体など、特に鳥類の免疫における特徴と哺乳動物と異なる点を中心に講述されました。

平成22年12月22日(水) 自治体関係者向けの講演会が実施されました。

岐阜大学応用生物科学部において地方自治体関係者ならびに学生を対象とした野生動物に関する講演会が開催されました。第1部では、地方自治体における野生動物管理システムの概要として、「県と兵庫県立大学の連携とその利点」と題して兵庫県森林動物研究センターの浅田卓次長が、「栃木県における傷病鳥獣対応と野生動物管理」と題して栃木県自然保護課の丸山哲也氏がそれぞれ講演されました。さらに第2部では、「エゾヒグマの遺伝学的特性と生物地理」と題して岐阜県畜産研究所の松橋珠子氏が、「兵庫県におけるツキノワグマ対応の体制と野生動物研究者/獣医師の役割」と題して兵庫県立大学/兵庫県森林動物研究センターの横山真弓准教授がそれぞれ講演されました。岐阜大ならびに鳥取大(ライブ映像)の両会場には、地方自治体、獣医師会関係者ならびに学生の聴講があり、自治体と大学が連携した貴重な講演会となりました。

「野生動物に関する講演会の様子」

(岐阜大学にて)
野生動物に関する講演会の様子1(岐阜大学にて)

(鳥取大学にて)
野生動物に関する講演会の様子2(岐阜大学にて)

平成22年11月12日(金) 第3回教育フォーラムが開催されました。

京都産業大学15号館において、第3回教育フォーラムが開催されました。本プログラムによる連携授業がスタートしてから初めてのフォーラムとなることから、鳥取大学、岐阜大学、京都産業大学における本年度の実施状況が詳細に報告されました。連携授業については、遠隔講義型、教員移動型および学生移動型の各実施形態による問題点の洗い出しのほか、23年度に追加予定の授業内容を含め、最終年度となる23年度実施計画に向けた活発な議論がなされました。

「第3回教育フォーラムの様子」

第3回教育フォーラムの様子1(京都産業大学にて)

第3回教育フォーラムの様子2(京都産業大学にて)

第3回教育フォーラムの様子3(京都産業大学にて)

平成22年11月12日(金) 平成22年度第2回連携教育委員会が開催されました。

京都産業大学15号館において標記の委員会が開催されました。会議では、平成22年度事業の進捗状況をはじめ、23年度以降の実施計画について協議されました。特に、22年度に実施した遠隔システムによる講義の利便性と問題点について、教員と学生の双方から意見聴取した結果に基づき、これらを今後のスムーズな事業展開へ生かすための検討課題について熱のこもった議論がなされました。

平成22年11月12日(金) 第3回広報委員会が開催されました。

京都産業大学15号館において第3回広報委員会が開催されました。会議では、ホームページの掲載ならびに閲覧状況の報告をはじめ、ホームページ充実に向けた今後の取り組みについて協議し、新たな広報活動についても種々のアイデアが提案されました。

平成22年11月9日(火) 京都産業大学の岩本誠吾教授による特別講演が実施されました。

鳥取大学と岐阜大学の学生を対象に岩本教授による「生物テロ概論」と題した特別講義が実施されました。国際法の専門家である岩本教授から、生物テロ発生の危険性とその背景,生物テロを巡る国内外の状況および危機管理における獣医師の果たす役割について講述がなされました。

「生物テロ概論特別講義の様子」

生物テロ概論特別講義の様子1(鳥取大学と岐阜大学)

生物テロ概論特別講義の様子2(鳥取大学と岐阜大学)

平成22年10月28日(木) 岐阜大学海野年弘教授の「獣医薬理学模擬講義」が実施されました。

鳥取大学の3年生を対象に「獣医薬理学模擬講義」が実施されました。講義内容は、「平滑筋の薬理学」をテーマに、平滑筋の収縮・弛緩機構、血管平滑筋に作用する薬物の作用機序と臨床応用、膀胱平滑筋の神経支配と受容体分布および泌尿器機能に影響を及ぼす薬物の作用機序と臨床応用について講義を行いました。

「獣医薬理学模擬講義の様子」

薬理学模擬講義1(鳥取大学にて1)

薬理学模擬講義2(鳥取大学にて2)

平成22年10月21日(木) 鳥取大学太田利男教授の「獣医薬理学模擬講義」が実施されました。

岐阜大学の3年生を対象に「獣医薬理学模擬講義」が実施されました。講義内容は、「痛みと鎮痛薬の薬理学」をテーマに、痛みの生理的特徴、トウガラシ辛み成分であるカプサイシン受容体(TRPV1チャネル)の機能と病態との関わり、痛みを抑制する薬物(局所麻酔薬、麻薬性鎮痛薬、解熱鎮痛薬)の薬理作用について講義を行いました。

「獣医薬理学模擬講義の様子」

薬理学模擬講義1(鳥取大学にて)

薬理学模擬講義2(岐阜大学にて)

平成22年10月20日(水) 文部科学省GPポータルに本事業の資料を掲載しました。

以下のサイトにアクセスすると、GPポータルに掲載された本事業の資料を閲覧することができます。

http://gp-portal.jp/  「GPリスト」をクリックし、大学別表示で鳥取大学をクリックすると該当の資料を見ることができます。

平成22年10月19日(火) 岐阜大学志水教授の「獣医生理学模擬講義」が実施されました。

鳥取大学の2年生を対象に「獣医生理学模擬講義」が実施されました。講義内容は、消化管機能を制御するメカニズム、消化管の運動制御、消化管の分泌調節、小腸における消化と吸収に関する解説のほか、下痢の病態生理、ストレスにともなう下痢について講述されました。

「獣医生理学模擬講義の様子(鳥取大学にて)」

獣医生理学模擬講義(鳥取大学にて1)

獣医生理学模擬講義(鳥取大学にて2)

平成22年10月15日(金) 米国コロラド州立大学のDr.ハケットによる特別講演が実施されました。

鳥取大学と岐阜大学の学生を対象にDr.ハケットによる「特別講義」が実施されました。講義内容は、Emergency Care: Managing acute cardiopulmonary distressでした。救急医療の専門医であるDr.ハケットは、豊富な動画を用いて救急医療の現場でなされるべき治療の詳細を解説されました。尚、通訳は鳥取大学の日笠喜朗教授が担当されました。

「Dr.ハケットによる特別講義の様子」

(鳥取大学にて)
Dr.ハケットの講義風景(鳥取大学側)

(岐阜大学にて)
Dr.ハケットの講義風景(岐阜大学側)

平成22年10月14日(木) 鳥取大学澁谷教授の「獣医生理学模擬講義」が実施されました。

岐阜大学の1年生を対象に「獣医生理学模擬講義」が実施されました。講義内容は、ニューロンの構造、活動電位とシナプス電位の性質、中枢神経系と末梢神経系の構成に関する解説のほか、神経の可塑性と記憶の形成メカニズムについて講述されました。

「獣医生理学模擬講義の様子(岐阜大学にて)」

獣医生理学模擬講義の様子(岐阜大学にて)

獣医生理学模擬講義の様子(岐阜大学にて)

平成22年10月6日(水) 岐阜大学の「獣医学基礎演習」に鳥取大学の教員が参加しました。

岐阜大学の2年生対象「獣医学基礎演習」のなかで、動物実験に対する考え方を学ぶ目的で実施されている講義・実習項目を鳥取大学農学部実験動物学教育研究分野の太田康彦教授ならびに竹内崇師准教授が担当しました。午前中に太田先生による講義があり、午後からは竹内先生の指導のもと、岐阜大学の教員12名、大学院生7名が参加し、実習を行いました。昨年度、試行的に行った実習形式を本年度から本格的に導入したものです。

「獣医学基礎演習の様子(岐阜大学にて)」
獣医学基礎演習の様子(岐阜大学にて)

獣医学基礎演習の様子(岐阜大学にて)

獣医学基礎演習の様子(岐阜大学にて)

第150回日本獣医学会学術集会(帯広畜産大学)において、「第3回獣医学教育改革シンポジウム」で使用したファイルを掲載しました。

ファイル: 特別講演3-2 [PDF: 6.3MB]

平成22年9月28日(火)・29日(水) 岐阜大学の杉山誠教授と伊藤直人准教授による公衆衛生学実習が岐阜大学で実施されました。

鳥取大学の学生が岐阜大学へ移動して受講する初めての実習として、「狂犬病の診断法」に関する実習を実施しました。狂犬病の概要説明、標本観察、分子生物学的診断法について、鳥取大学5年生を対象に2日間の集中形式で実施されました。

「公衆衛生学実習の様子(岐阜大学にて)」
公衆衛生学実習の様子(岐阜大学にて)

「公衆衛生学実習の様子(岐阜大学にて)」
公衆衛生学実習の様子(岐阜大学にて)

平成22年9月21日(火)~24日(金) 鳥取大学の浅野淳准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。

鳥取大学の浅野准教授による獣医生理学実習が岐阜大学で実施されました。今回は岐阜大学の3年生を対象に、「PCRとDNAクローニング、組み換えタンパク質の精製」を行いました。

「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」
獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)

「獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)」
獣医生理学実習の様子(岐阜大学にて)

平成22年8月10日(火) 京都産業大学川本哲郎教授による「インフォームド・コンセントに関するセミナー」が開催されました。

鳥取大学において、「インフォームド・コンセント -法律学の立場から-」と題したセミナーが開催されました。刑法および医事法の専門家である川本教授から、獣医診療におけるインフォームド・コンセントの重要性について、訴訟事例を挙げて詳細な説明がなされました。会場では活発な質疑応答があり、獣医臨床現場におけるインフォームド・コンセントの重要性を再認識する絶好の機会となりました。

平成22年8月9日(月)・10日(火) 岐阜大学の淺野 玄准教授による野生動物医学概論(演習)が鳥取大学で実施されました。

鳥取大学5年生を対象に、個体群動態学の応用として標本の観察と生命表の作成、さらに野生動物の各種ハンドリング方法に関する演習が行われました。演習では、野生動物の生態調査や麻酔方法について、実際に使用する機器を用いた屋外での授業も行われました。学生にとって、吹き矢を手にするのは初めての経験でした。

「野生動物医学概論演習の様子(鳥取大学にて)」
野生動物医学概論演習の様子

「野生動物医学概論演習の様子(鳥取大学にて)」
野生動物医学概論演習の様子

「野生動物医学概論演習の様子 (鳥取大学にて) 」
野生動物医学概論演習の様子

平成22年8月4日(水)・5日(木) 鳥取大学の伊藤啓史准教授による人獣共通感染症学実習が岐阜大学で実施されました。

岐阜大学4年生を対象に「インフルエンザの診断」の実習(人獣共通感染症学実習)を実施しました。インフルエンザ(ウイルス)の概要説明、インフルエンザウイルスの分離(発育鶏卵接種、赤血球凝集試験)および同定(赤血球凝集抑制試験、ノイラミニダーゼ活性阻止試験)を2日間の集中形式で行ったためかなり盛り沢山の内容でしたが、学生は積極的に手を動かして実習に参加していました。

「人獣共通感染症学実習の様子(岐阜大学にて)」
人獣共通感染症学実習の様子

「人獣共通感染症学実習の様子(岐阜大学にて)」
人獣共通感染症学実習の様子

平成22年7月29日(木) 岐阜大学獣医臨床繁殖学実習に鳥取大学の教員が参加しました。

7月16日の第1回目の見学に引続き、7月29日に2回目の見学を行いました。今回は、鳥取大学の菱沼教授と檜垣助教が臨床繁殖学実習に参加する型をとり、高須准教授とともに岐阜大学5年生を対象に説明を行いました。内容は、妊娠子宮の解剖実習、超音波断層撮影および牛受精卵の回収に関する実習を行い、教員が他大学の実習に直に触れるよい機会となりました。

「岐阜大学獣医臨床繁殖学実習の様子」
岐阜大学獣医臨床繁殖学実習の様子

平成22年7月27日(火) 鳥取大学と岐阜大学間で獣医生理学模擬実習討論会が実施されました。

獣医生理学模擬実習の1回目は鳥取大学の学生を対象に岐阜大学教員が、2回目は岐阜大学の学生を対象に鳥取大学教員が、それぞれ実施しました。最終回となる今回は、遠隔講義システムを利用して過去2回の実習内容に関する相互討論会を行いました。実習で得られたデータについて、他大学の学生から質問を受けるという初の試みでしたが、活発なディスカッションが展開され、お互いを刺激し合い、実り多い実習となりました。

「鳥取大学での討論風景」
鳥取大学での討論風景

「岐阜大学での討論風景」
岐阜大学での討論風景

平成22年7月21日(水) 鳥取大学の教員4名が岐阜大学の画像診断学実習を見学しました。

鳥取大学の教員4名が岐阜大学を訪問し、前田貞俊准教授の画像診断学実習を見学しました。当日は、各種症例におけるX線、CT、超音波検査の画像読影と診断について、グループごとに熱気あふれる学生討論が行われました。今後、両大学間で進める臨床系の連携授業計画に反映させていきます。

平成22年7月21日(水) 鳥取大学の北村准教授による獣医生理学模擬実習(2回目)が岐阜大学で実施されました。

鳥取大学の北村准教授による獣医生理学模擬実習が岐阜大学で実施されました。今回は岐阜大学の3年生を対象に「カエル坐骨神経からの複合活動電位測定」について行いました。最終回となる3回目では、岐阜大学と鳥取大学を遠隔講義システムで結び、相互討論会を予定しています。

獣医生理学模擬実習風景

獣医生理学模擬実習風景

平成22年7月15日(木) 岐阜大学の志水教授と椎名准教授による獣医生理学模擬実習が鳥取大学で実施されました。

今回は、鳥取大学の3年生を対象に「カエル心臓からの心電図測定」実習を行いました。次回は鳥取大学教員が岐阜大学の3年生を対象に別の実習を行う予定で、最終回となる3回目では、両大学の学生による総合討論が計画されており、学生相互にとってよい刺激となることを期待しています。

獣医生理学模擬実習風景

獣医生理学模擬実習風景

平成22年5月27日(木) 平成22年度第1回連携教育委員会が開催されました。

京都産業大学15号館において、鳥取大学4名、岐阜大学2名、京都産業大学12名が出席し、標記の会議が開催されました。尚、今回は各種委員会との合同開催としました。会議では、平成21年度の事業および会計、国内外の視察、HPに関する各報告のほか、22年度の事業計画について協議されました。特に、21年度に導入済の多地点制御遠隔講義システムの運用状況、22年度の導入予定、さらに、今後実施する講義・実習・演習をはじめ、秋に開催予定の教育フォーラムについて長時間にわたって議論されました。

合同会議

合同会議

平成22年4月14日(水) 鳥取大学教員による「獣医生化学」の第1回目の講義が行われました。

今回は岐阜大学の学生のみを対象とする遠隔講義を行いました。授業タイトルは「DNAの構造、複製、修復」で、「DNA鎖の複製機構」や「DNA鎖の修復機構」などが講述されました。

野生動物医学概論講義風景

野生動物医学概論講義風景

平成22年4月9日(金) 岐阜大学教員による「野生動物医学概論」の第1回目の講義が行われました。

岐阜大学の授業開始は翌週からのため、今回は鳥取大学の学生のみを対象とする遠隔講義でした。授業タイトルは「野生動物と獣医学」で、「野生動物の存在意義」や「生物多様性保全や野生動物保護管理に関わる獣医学の役割」などが講述されました。

野生動物医学概論講義風景

野生動物医学概論講義風景

平成22年4月8日(木) 最初の連携授業が開講されました

22年度前期の講義がいよいよ開講されました。前期開講日にあたる本日、多地点制御遠隔講義システムを使用した初めての講義として「鳥類疾病学」が開講されました。鳥取大学の学生は対面形式で、岐阜大学の学生は遠隔講義形式で同時に聴講しました。お互いの受講学生の様子もモニターで確認でき、学生相互によい刺激となってくれることを願っています。引き続き、明日も「野生動物医学概論」が予定されています。

連携授業の風景

連携授業の風景2

平成22年3月24日(水) 「模擬講義」が開催されました

多地点制御遠隔講義システムを使用した初めての模擬講義が、鳥取大学と岐阜大学間で開催されました。今回の模擬講義では、4月以降に開講予定の授業を担当する5名の教員が実際の講義資料を用いて講義し、資料の解像度や動画の動作確認を行うとともに、総合討論では活発な意見交換がなされました。

模擬講義の風景

模擬講義の風景

平成22年3月8日(月) 「多地点制御遠隔講義システム導入説明会」が開催されました

平成22年4月から始まる連携授業で使用される多地点制御遠隔講義システムの導入説明会が、鳥取大学と岐阜大学で同時開催されました。説明会では、両大学間での講義資料の送受信をはじめ、講師映像、受講生映像、書画カメラ、プロジェクター、モニター、音声の総合的なチェックが行われました。その後、講義担当教員を対象に機器の操作説明会も開催され、連携授業開講へ向けた最終的な準備を進めています。

生化学模擬実習風景

生化学模擬実習風景

平成22年3月1日(月) 「生化学実習」の模擬実習が開催されました

平成22年度から連携授業として鳥取大学で開講される「生化学実習」の模擬実習が鳥取大学農学部にて行われました。岐阜大学から担当教員2名が来学し、実際の実習で使用する器具を用いた模擬実習を行いました。その後、担当教員と世話教員間で詳細な打ち合わせが行われました。
生化学模擬実習風景

平成22年2月26日(金) 「獣医生化学講義」に関する打ち合わせ会が開催されました

平成22年度から連携授業として岐阜大学で開講される「獣医生化学」に関する打ち合わせが鳥取大学農学部にて行われました。会議では、担当領域の確認、講義内容の詳細について協議されました。
2010年2月26日 獣医生化学講義に関する打合せ風景

平成22年2月26日(金) 「獣医学基礎演習」に関する打ち合わせ会が開催されました

平成22年度から連携授業として岐阜大学で開講される「獣医学基礎演習(実験動物学)」に関する打ち合わせが鳥取大学農学部にて行われました。会議では、講義内容の詳細について協議されました
2010年2月26日 獣医学基礎演習に関する打合せ風景

平成22年1月13日(水) 「第2回広報委員会」が開催されました

岡山コンベンションセンターにおいて開催された会議では、ホームページ掲載内容の追加事項に関する確認、具体的な追加項目のイメージ、ビデオクリップの取材と編集について協議されました。さらに、22年度から実施される連携授業の実施状況に関する情報公開の進め方についても協議されました。

平成22年1月13日(水) 「第3回企画・実施委員会」が開催されました

岡山コンベンションセンターにおいて開催された会議では、21年度の実施項目である模擬講義ならびに模擬実習、22年度実施予定の各授業計画の細部に関する協議されました。さらに、海外視察調査、各関連自治体との連携推進、23年度の臨床系授業の実施計画についても協議されました。

平成22年1月13日(水) 「第3回連携教育委員会」が開催されました

岡山コンベンションセンターにおいて開催された会議では、21年度予算の執行状況に関する報告、22年度の事業実施計画について協議されました。

平成21年12月9日(水) 「広報委員会メール会議(第3回)」が行われました

ホームページの充実に関連し、追加掲載する内容、掲示板および問い合わせフォームなど、追加機能について協議されました。

平成21年12月7日(月) ホームページが公開されました

ご覧いただいているホームページを公開しました。今後、内容の充実と付加機能を含め、随時更新していきます。

平成21年11月30日(月) 「広報委員会メール会議(第2回)」が行われました

ホームページに掲載するビデオクリップの素材収集を目的として、各大学の講義、実習および教員インタビューの取材に関して協議されました。

平成21年11月13日(金) 「広報委員会メール会議(第1回)」が行われました

ホームページの作成について、掲載内容の追加・修正事項の点検、ビデオクリップ等の追加による情報公開の推進について協議されました。

平成21年11月12日(金) 「第1回内部評価委員会」が開催されました

岐阜大学において開催された会議では、委員長に太田委員が選出されました。さらに、内部評価の具体的内容、スケジュール等についての打ち合わせが行われました。

平成21年11月12日(金) 「第2回企画・実施委員会」が開催されました

岐阜大学において開催された会議では、22年4月から実施予定の講義ならびに実習科目について、シラバスの確認、担当教員、世話教員の決定、具体的な実施方法の詳細について協議されました。

平成21年10月28日(水) 「第2回連携教育委員会」が開催されました

鳥取大学において開催された会議では、各委員会において決定された委員長の紹介、第1回企画・実施委員会ならびに第1回広報委員会での議事内容に関する報告がなされました。さらに、連携教育として講義・実習を実施する上で必要なハード面の整備についても協議されました。

平成21年10月28日(水) 「第1回広報委員会」が開催されました

鳥取大学において開催された会議では、今後整備を進めるホームページの設計について、掲載内容、付加機能、利便性をはじめ、教員と学生を対象とした有効活用の方法について協議されました。

平成21年10月28日(水) 「第1回企画・実施委員会」が開催されました

鳥取大学において開催された会議では、各大学のカリキュラムを再点検するために、教育課程表に基づく教育内容の詳細な説明をはじめ、連携教育として実施する科目の抽出、実施の方向性について協議されました。

平成21年10月6日(火) 「獣医学総合実習」が実施されました

鳥取大学農学部実験動物学教育研究分野の太田康彦教授ならびに竹内崇師准教授による獣医学総合実習が岐阜大学において実施されました。本プログラムに関連して他大学の教員が試行的に実施した実習ですが、22年度以降に共同実施する講義・実習の準備計画を検討する上で、有意義な実習となりました。

平成21年9月24日(木) 「第1回連携教育委員会」が開催されました

岐阜大学にて開催された会議では、多地点制御遠隔講義システムの導入、予算関連、教育フォーラムの開催計画および連携授業の準備計画を中心に、具体的なプロジェクトの推進計画全般について協議されました。

平成21年9月10日(木) 3大学間協定が締結されました

大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラムの共同実施に関する協定が鳥取大学、岐阜大学、京都産業大学の間で締結されました。

平成21年8月13日(木) プログラムが交付内定されました

大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラムとして「獣医・動物医科学系教育コンソーシアムによる社会の安全・安心に貢献する人材の育成」が、文部科学省から交付内定されました。