卒論・修論テーマ一覧　2012.3.31　佐野淳之

主な研究テーマ

大きく分けると、

○森林の動態に関する研究

□森林を構成する樹種の特性に関する研究

△森林の保全・管理に関する研究

具体例は以下の通り。記号は卒論・修論における内容の目安を示す。

平成23年度（2011年度：2012年3月卒業・修了）

（１） 加久　美雪：火入れ放棄後の埋土種子相の変化と植生回復への役割◯△

（２） 田中　翔子：照葉樹林とモウソウチク林における地上部と地下部の競争◯□△

（３） 谷本　麻衣：極相状態の照葉樹林における稚樹の更新◯□△

（４） 中村こずえ：温度上昇がコナラの種子生産に与える影響◯□

（５） 三島　　大：温度上昇がコナラ樹冠における成長器官に与える影響◯□

（６） 田中　悠希：森林の階層構造が鳥類の種子散布に与える影響（修論）◯□△

平成22年度（2010年度：2011年3月卒業・修了）

（１） 黒川　結一：野外における温暖化操作実験に関する基礎的研究—Open Top Chamberの違いが温度上昇に与える影響◯△

（２） 長谷川一総：アカマツ林伐採後の二次林の再生過程◯△□

（３） 伊藤　公一：雪解け時期と気温上昇が稚樹のフェノロジーに与える影響（修論）◯□

（４） 米川　修平：火入れ地における炭素蓄積量の定量化（修論）◯△

平成21年度（2009年度：2010年3月卒業・修了）

（１） 石田　祐子；コナラの繁殖戦略に関する基礎的研究—着花高度による送粉様式の違いが結実に与える影響◯□

（２） 浦上　彩乃：針葉樹人工林への竹林の拡大過程–モウソウチクの接触がヒノキの落葉落枝に与える影響□△

（３） 田中　悠希：孤立林分における鳥散布型樹種の分布拡大要因—ヤマザクラの種子散布に与える鳥類の影響と稚樹の生育環境◯□△

（４） 増井　太樹：火入れ地における植生と希少植物の分布に与える地形の影響（修論）◯△

（５） 長谷川　誠：ササ型林床を持つ広葉樹二次林の発達過程（修論）◯□

平成20年度（2008年度：2009年3月卒業・修了）

（１） 伊藤　公一：気候変動による雪解け時期の違いが稚樹の開葉時期および成長量に与える影響◯□

（２） 北本　悠子：スギ不成績造林地への広葉樹の侵入と土壌の関係◯△

（３） 米川　修平：火入れ地における土壌中の炭素の蓄積過程と分布様式○△

（４） 矢野舞依子：コナラ林における生物間相互作用の３年間の変動—異なる環境におけるコナラの種子と種子食昆虫と野ネズミの関係—（修論）◯□

（５） 菅原　　敬：微地形が火入れ後の植生遷移に与える影響—二次林成立過程におけるクリとコナラの空間獲得競争（修論）◯□

平成19年度（2007年度：2008年3月卒業・修了）

（１）大棚　厚子：火入れ後の二次遷移に伴う直翅目昆虫群集の変化○△

（２）原田早妥佳：大山におけるブナ林の管理に関する基礎的研究—人工林と接するブナ林の更新○□△

（３）増井　太樹：蒜山地域の火入れ地における植生と微地形の対応○□△

（４）ハスチムグ：アカマツ林伐採跡地における異なった地表処理後の樹木の更新様式に関する研究（修論）○□△

平成18年度（2006年度：2007年3月22日卒業）

（１）今田　早織：コナラの資源獲得様式—樹体構造とシュート構造—○□

（２）岸部　裕紀：トルコ・セイハン川流域における温暖化が植生分布に与える影響○△

（３）長谷川　誠：火入れ跡地における二次林の動態○△

（４）矢野舞依子：森林生態系における生物間相互作用に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—コナラの種子と種子食昆虫と野ネズミの関係—○□

平成17年度（2005年度：2006年3月17日卒業・修了）

（１）菅原　　敬：火入れ跡地におけるブナ科樹種の遷移過程○□

（２）二階堂悠馬：海岸砂防林内におけるつる植物が林分構造に与える影響（2006年9月30日卒業）○□

（３）西畑　敦子：アカマツ林伐採跡地における侵入樹種の更新特性と遷移過程（修論）○□△

平成16年度（2004年度：2005年3月18日卒業・修了）

（１）今治　安弥：落葉性広葉樹林を構成する樹種の種特性に関する基礎的研究

　　　　　　　　　−資源分配と根の形態からみたウリハダカエデとコハウチワカエデの更新戦略−○□

（２）江藤千絵子：地形の違いがブナ二次林の再生過程に与える影響○

（３）谷口枝里子：標高にともなうブナの個体形質と林分構造 □

（４）神保　　剛：人為的撹乱を受けた落葉性広葉樹二次林の管理に関する研究

　　　　　　　　　—林冠と林床の撹乱が稚樹の定着と種組成に与える影響—（修論）○△

平成15年度（2003年度：2004年3月25日卒業・修了）

（１）石橋真由香：斜面方位が蒜山地域の二次林に及ぼす影響−南北斜面における種組成と環境条件の違い−○△

（２）岩本　敦子：火入れ後のコナラ二次林の成立過程−葉形質と分布からみたコナラの拡大様式−○□

（３）西畑　敦子：アカマツ林伐採地における地表処理と更新樹種の関係○△

（４）山崎　　章：放置された海岸砂防林の遷移−鳥取大学湖山演習林における植栽樹種と鳥散布型樹種の分布−○□

（５）田中　哲弥：蒜山地域における人為的撹乱後の広葉樹二次林の動態

　　　　　　　　　−ネズミの堅果に対する嗜好性と樹木の更新との関係−（修論）○□

（６）山本　奈央：落葉性広葉樹二次林を構成する樹種の種特性に関する基礎的研究

　　　　　　　　　−二次林におけるホオノキの繁殖様式（修論）□△

平成14年度（2002年度：2003年3月25日卒業・修了）

（１）池田　　恵：蒜山演習林における落葉性広葉樹二次林の成立過程−撹乱が二次林の成立に与えた影響−○

（２）大西　紀子：落葉性広葉樹林における植物の種多様性−種の分布と環境条件−□

（３）佐藤　真人：放置竹林の分布拡大機構−モウソウチクが樹木の更新に与える影響−○□△

（４）神保　　剛：人為的撹乱を受けた落葉性広葉樹二次林の管理に関する研究

　　　　　　　　　−上木とササが樹木の更新に与える影響−○△

（５）竹田　千尋：ササ型林床をもつ落葉性広葉樹二次林の動態−ササの小規模枯死と樹木の天然更新−（修論）○

平成13年度（2001年度：2002年3月26日卒業）

（１）井川佐知子：国立公園大山南斜面の土石流堆積地における植生遷移−ミズメとブナの更新過程−○□

（２）鈴木　一平：鳥取砂丘におけるハマゴウの定着条件○□△

（３）勢嶋　恵子：スギ・広葉樹混交林におけるパッチ構造と遷移系列○□

（４）藤原　妙子：日本海側の低標高地におけるモミの更新特性○□△

（５）山本　奈央：ホオノキの個体維持戦略−単幹と複幹の成長様式−○□

（６）山本まゆら：光環境が分枝パターンの異なるカエデ属４種の成長に与える影響□

平成12年度（2000年度：2001年3月24日卒業・修了）

（１）宇佐見　藍：アカマツ林におけるコシアブラの更新特性□

（２）加瀬　　幸：落葉性広葉樹林を構成する樹種の種特性に関する基礎的研究

　　　　　　　　　−ウリハダカエデとハウチワカエデの更新様式−□

（３）竹田　千尋：ササ型林床をもつ落葉性広葉樹二次林の動態−ササと上木が稚樹の定着に与える影響−○

（４）萩原　幹花：国立公園における森林管理に関する基礎的研究

　　　　　　　　　−国立公園大山のブナクラス域における撹乱体制と森林動態−○△

（５）宗原　慶恵：放棄されたスギ造林地における落葉性広葉樹種の分布特性と成長様式○□△

（６）藤田　和美：撹乱体制と種特性からみたミズナラ-ブナ林の動態（修論）○□

平成11年度（1999年度：2000年3月24日卒業）

（１）小崎　美穂：蒜山地域における落葉性広葉樹二次林の動態に関する研究

　　　　　　　　　−人為的攪乱を受けたカシワ林の林分構造と成立過程−○□

（２）大場　寛文：針葉樹人工林の下層植生管理に関する基礎的研究

　　　　　　　　　−ブナクラス域の86年生ヒノキ林の環境条件が下層植生の構造に与える影響−□△

（３）鈴木　里美：大山の土石流によって形成された地形における植生分布様式○□

（４）千間　博美：蒜山地域における土地利用形態の違いが広葉樹林の分布と林分構造に与える影響○△

（５）野口　絵美：斜面方位の違いが二次林の種組成と林分構造に与える影響○△

平成10年度（1998年度：1999年3月卒業・修了）

（１）猪股　優子：落葉性広葉樹林の天然更新に関する基礎的研究—ギャップに対する高木性樹種の反応—○□

（２）岩田　陽子：植栽木の成育特性と維持管理に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—ユリノキとケヤキの成育条件と活力度との関係—□△

（３）大石　幸司：マツ枯れが進行したアカマツ二次林における天然更新に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—下層植生が稚幼樹に及ぼす影響とヒサカキの萌芽特性—○□△

（４）小河原佐織：里山林の生物相保全に関する基礎的研究—利用形態の異なる林分の種組成—○△

（５）久保　敬也：林縁の光環境に対する林木の反応○□

（６）藤田　和美：落葉性広葉樹林の成立過程—ブナクラス域におけるミズナラ林の構造と成立過程—○□

（７）松岡　　淳：自然と共生した河川敷き創造への指標

　　　　　　　　　—千代川のエノキ・ムクノキ河畔林と沖積平野の潜在植生—○□△

（８）山口　一郎：落葉性広葉樹二次林の天然更新に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—上木の樹冠とチシマザサが稚樹の定着および成長に与える影響—○□△

（９）山下　飛鳥：大規模風倒撹乱後のブナ林の動態○□

（10）大塚　次郎：広葉樹二次林施業に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—過去の取扱いの異なる落葉性広葉樹二次林の構造と構成種の特性—（修論）○□△

平成9年度（1997年度：1998年3月卒業）

（１）伊藤佐知子：都市近郊の二次林における植生管理計画—植生の空間分布と遷移段階—○△

（２）乾　　伸行：海岸クロマツ林の天然更新における上木の密度の影響○□

（３）井本　拓也：海岸クロマツ林の維持に関する基礎的研究—林床の違いによるクロマツの天然更新—□△

（４）牛嶋　由香：鳥取市における生垣の分布の現状と課題—住宅地における囲障の分析と意識調査による考察—△

（５）鈴木賢一郎：広葉樹林の生物相保全に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—エゾユズリハとチシマザサが稚樹の定着と成育に与える影響—○□

（６）常盤　智美：暖温帯二次林構成種の保全に関する基礎的研究—ブナ科樹種とタブノキの更新特性—○□△

（７）西本　泰彦：落葉性広葉樹二次林構成種の樹種特性—ソヨゴとタムシバの空間獲得様式—○□△

（８）松原　康宏：針広混交林施業における間伐が下層植生に与える影響

　　　　　　　　　—ヒノキ人工林に侵入した広葉樹稚樹の更新特性—□△

（９）若林　　彰：針広混交林化した不成績造林地の林分構造と成長

　　　　　　　　　—地形条件が広葉樹と造林木の成育に与える影響—□△

平成8年度（1996年度：1997年3月卒業・修了）

（１）岩本　慎吾：落葉性広葉樹二次林の天然更新—ササ型林床における稚樹の成育様式—○□

（２）上坂　亮太：スギ−スギ二段林における下層木の成長—上層木の庇陰による下層木への影響—○△

（３）大池　航史：防風柵による保護が海岸クロマツ林の成長と更新に与える影響○□△

（４）大塚　次郎：密度からみた天然林の林分構造—落葉性広葉樹二次林の収量密度図—□△

（５）川田　弘隆：ブナ二次林の林分構造と植生—林縁およびギャップがブナ稚幼樹と下層植生に与える影響—○□

（６）菊池　謙作：植栽地における天然更新—鳥取大学構内におけるケヤキ稚樹の成長様式—□△

（７）倉本　一紀：広葉樹林の生物相保全に関する基礎的研究—落葉性広葉樹二次林における樹種の共存様式—□△

（８）志田耕二：マツ枯れのおこったアカマツ林における天然更新○△

（９）武田　信仁：落葉性広葉樹二次林の林分構造—主要樹種の生態的特性の解析—○□

（10）林山真由美：広葉樹林の施業に関する基礎的研究—ブナ林における稚樹の成長と更新—○□

（11）吉竹　紀幸：林業地域の類型区分と素材流通に関する研究—千代川流域管理システムの確立に向けてー△

（12）東　　保行：森林経営における収穫計画の最適化に関する研究—兵庫県山崎営林署の事例分析—（修論）△

（13）清水由紀子：市街地における緑化計画に関する研究—鳥取市市街区域を対象とした意向調査を通してー（修論）△

（14）葭矢　崇司：広葉樹二次林施業に関する基礎的研究

　　　　　　　　　—薪炭材採取後の落葉性広葉樹二次林の再生様式—（修論）○□△

平成７年度（1995年度：1996年3月卒業）

（１）大塚　　浩：国立公園大山における風致施業の展望—枡水高原における意識調査を通してー△

（２）大道　　武：鳥取県智頭地方におけるスギ人工林の疎開密度と林内照度の関係について△

（３）中江　則子：神奈川県南足柄市における都市近郊林保全の現状と課題△

（４）橋本　裕之：蒜山演習林におけるヒノキ林の林分構造に関する基礎的研究□△

（５）八田　美幸：鳥取県米子市住民の緑に対する意識調査△

（６）福間　理恵：大山国有林における針広混交林施業に関する基礎的研究○△

（７）福本　靖子・橋本里絵：蒜山演習林アカマツースギ二段林における林分構造および育林体系図の作成□△

（８）桝木　順二：クロマツ疎開林の樹冠縦断面形のフラクタル次元に関する一考察□△

（注）平成７〜１０年度：森林計画学研究室所属、平成１１年度〜現在：森林生態系管理学研究室所属