第25回電子顕微鏡技術研修会「夏の学校」2012
2012.8.23(木)〜25(土)
主催:医学生物学電子顕微鏡技術学会
第25回電子顕微鏡技術研修会「夏の学校」2012
2012.8.23(木)〜25(土)
主催:医学生物学電子顕微鏡技術学会
講習会内容
第25回電子顕微鏡技術研修会
夏の学校 事務局
〒680-8553
鳥取県鳥取市湖山町南4-101
鳥取大学農学部内
TEL&FAX: 0857-31-5381
■Contents
■開催要項
■講演会
■参加申込
■講習会内容
1.基礎TEMコース
基礎TEMコースでは,これから透過電顕を使ってみようという方,すでに少し使っているが,もっと技術を向上させたい方に対応したプログラムを組んでおります.
本研修会の特徴は実技講習が主で,試料作製から観察までを,経験豊かな講師陣が参加者の皆さんに懇切丁寧にお教えすることです.また,受講生の抱える試料作製上の課題についても,講師陣に質問し討論できる場を設けております.分野も動物,植物,菌類など幅広い分野に対応して, 試料固定,脱水,包埋,電子染色,ガラスナイフ作製,そして透過電顕を用いた観察実習も行います.本研修でもっとも力を入れているのはミクロ トーム操作の実技で,研修生の皆さん一人ひとりが納得いくまで実習できるようにしております.本研修終了後も1年間は,アフターサービスとして,電顕試料作製する上で生じた問 題については,講師がお答えさせていただく予定です.本コース受講に奮ってご応募ください.
*固定包埋法(組織の切出、固定、脱水、置換、包埋について)
*薄切法(ガラスナイフの作製、光顕用染色、トリミング、超薄切片作製)
*電子染色と試料支持膜作製法(TEMの使用法)
講師 神戸大学名誉教授 朴 杓允 先生
北里大学 根本典子 先生
神戸大学 池田健一 先生
2.SEMコース
走査電子顕微鏡(SEM)は高分解能で生物の微細構造を立体的に見ることができる夢のような顕微鏡です.SEMコースでは,観察試料の固定,脱水,乾燥,導電処理等の試料作製,そして実機を用いた観察までの一連の工程における基礎原理をわかりやすく解説し,実習いたします.また,受講者が持参した試料でも対応いたします.さらに,今回は「低真空SEMの医学領域での活用法」として,腎生検標本などを用いたパラフィン切片の観察法および遊離細胞の観察法の紹介と実習もいたします.このコースを通じて,すぐに役立つSEM技術を習得してみませんか?
*一般試料作製(生物試料の基本的な固定・脱水・乾燥・載台・導電処理)
*反射電子観察法
*低真空SEMの医学領域での活用法
講師 浜松医科大学 村中祥悟 先生
鳥取大学 稲賀すみれ 先生
鳥取大学 上原正人 先生
3.応用TEMコース
応用TEMコースでは,試料の「形態を観る」だけでなく,その試料中の「物質情報を得る」ための技術について実習します.特定の生体分子の局在を,電顕分解能の下で可視化できる技術として免疫電顕法があります.中でも,汎用性の高い包埋後免疫染色法(Post-embedding法)について,詳しく実習していきます.加えて,ネガティブ染色法の実習も行ないます.講義では,免疫電顕法の原理や手法,トラブルシューティングについて解説するとともに,STEM-EDXやSTEM-EELS,トモグラフィーといった応用電顕技法についても講義します.
既に基礎的なTEMの試料作製の経験がある方や,これから免疫電顕をされる予定の方,また,免疫電顕の経験はあるがなかなかうまくいかないという方にお勧めするコースです.また,受講者様の試料と抗体をお持ち頂いて実習する事も可能にしております.
講師 近畿大学 堀内喜高 先生
奈良先端科学技術大学院大学 岩野 恵 先生
岡山大学大学院 鈴木智子 先生
ポスターはこちら
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