花を飾ることは空間を彩るとともに安らぎを与えます。我が国における花の需要は冠婚葬祭やイベントが主体であり、コロナウイルスの流行に伴ってその需要が激減しました。そのため、食品ロスならぬフラワーロスの解決が急務となっています。

そこで、鳥取大学農学部植物菌類生産科学コースでは、SDGｓ目標１２「つくる責任つかう責任」の観点から、花の栽培を修得するとともに、栽培した花を楽しむ教育に着手し、農業演習の中でフラワーアレンジメントを始めました。

農業演習を受講する学生は野菜班、花卉班、果樹班、作物・畜産班に分かれて、実践的な農業を学んでいます。今回は花卉班が育てたストックを主役にしてブーケを作りました。７月にはトルコギキョウを使ったフラワーアレンジメントを行う予定です。

収穫したばかりの花は香りも強く、色も鮮やかです。演習で花を楽しむだけでなく、日常で花を楽しむ文化を学んでくれることを期待しています。

農業演習の様子