鳥取大学農学部

学部長

霜村 典宏

先人が蓄えた「知の利」を生かし
次の時代へ新たな一歩を踏み出すために

鳥取大学農学部の前身である鳥取高等農業学校は1920(大正9)年に創設され、1921年に第1期生を迎え、2021年に創立百周年を迎えました。これを記念して、2022年11月12日(土)に創立百周年記念式典を開催いたします。そして、本式典を皮切りに、創立百周年記念事業を農学部同窓会および農学部後援会と協力しながら展開いたします。

本事業のスローガンを「先人が蓄えた『知の利』を生かし、次の時代へ新たな一歩を踏み出すために」と定めました。鳥取大学農学部ではこれまで、先人が蓄えた「知の利」を生かし、地域の問題から国際問題に至るまで様々な問題解決に取り組んでまいりました。そして、現在は、乾燥地科学研究、日本梨研究、菌類きのこ研究、鳥インフルエンザ研究等、オンリーワンの独創的な教育研究を展開しております。これらの特長を生かし様々な問題解決に精力的に貢献していくことを決意し、次の時代へ新たな一歩を踏み出すことを本事業の主眼としています。

本事業の詳細でありますが、記念式典・記念講演会の開催のほか、農学部1号館中庭とその周辺の環境整備、農学部関連歴史資料のデジタルアーカイブ化等を予定しております。これらを実現することによって、本学部の永い歴史の中での実績を常に肌で感じとることができる素晴らしい教育環境が整います。永い歴史と伝統ある我らが農学部に対する愛校心が在学生や卒業生の中で醸成される本記念事業を成功させ、さらに盛り立てるべく、事業推進に傾注しているところでございます。

本事業を滞りなく遂行し実現するにあたりましては、皆様の寛大なご理解や絶大なご協力が不可欠であります。皆様方におかれましては、本記念事業にご賛同いただき、ご支援を頂きますよう心からお願い申し上げます。

鳥取大学農学部同窓会

会長

作野 友康

鳥取大学が創立百年を迎えましたこと、全国津々浦々にてご活躍になっておられる同窓生のみなさまと喜びを分かち合いたいと思います。大正9年(1920年)に盛岡、鹿児島につぐ三番目の高等農業学校として鳥取高等農業学校は創設されました。その後、鳥取高等農林学校、鳥取農林専門学校、鳥取大学農学部と学校名は変遷しましたが、この間、2万3千人の卒業生を輩出し、同窓生は鳥取で学んだことを誇りに、全国はもとより世界の各界で活躍されておられることを、同窓会長として大変誇らしく思っております。

この世紀を超えて継続する母校の歴史と伝統を祝い、次の時代へ向かって発展し続けることを願って、創立百周年記念事業協議会が組織され、各種事業内容が検討されてきました。同窓会としましても、この事業に物心両面で全面的に支援してまいります。どうか同窓生のみなさまにおかれましては、この百年という節目に、今一度思い出のアルバムをめくっていただき、母校に思いを馳せ、同窓生相互が心をひとつとして一致団結していただける機会になれば幸いです。本事業に賛同いただき、母校の更なる発展の礎とすべく、同窓の方々からの力強い支援で百周年記念事業を成功に導いていただきますようお願いする次第です。