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令和7年度鳥取県農林水産業産学官技術会議を開催しました
8月4日(月)、鳥取大学農学部会議室において鳥取県農林水産業産学官技術会議を開催しました。本会議は、農林水産業分野の産学官連携を一層推進し、生産現場が抱える様々な問題を解決することを目的としています。大学、農林水産業団体、県等が一堂に会し、試験研究課題について、各機関が役割分担しながら、研究・技術開発から実用化に取り組み、鳥取県農林水産業の更なる発展を目指しています。
同会議は2017年から開催されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、しばらくは書面会議となっていました。今年度は久々の対面開催となり、JAなどの農林水産業団体関係者、農業試験場などの鳥取県関係者及び明石学部長をはじめとした農学部教員ら28名が出席し、農業団体や普及所等から要望のあった試験研究課題への対応、試験研究機関間で連携・協力が必要な課題等、県内農林水産業の生産現場が抱える様々な諸課題の解決を図るため、意見交換を行いました。
また、農学部齊藤准教授が「GNSS(全球測位衛星システム)の利用と応用:ドローンを用いた高精度測量とノイズ情報を用いた農業環境モニタリング」、鳥取県農業試験場高木場長が「ドローンを用いたリモートセンシング等の研究成果について」、鳥取県栽培漁業センター志村室長が「衛星画像を用いた鳥取県沿岸の藻場面積推定」と題した講演を行い、農林水産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する研究成果が報告され、試験研究成果の今後の活用について活発な議論が行われました。


