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SATREPSバナナ萎凋病に関する研究会議を開催しました!
バナナは日本の食卓を彩る農作物の一つであり、日本で消費するバナナのほとんどが海外から輸入されたものです。しかし、近年、バナナの栽培が植物病原菌(Fusarium oxysporum f. sp. cubence レースTR4)による萎凋病の発生により、その生産・供給が不安定となっています。本病の被害発生が認められていないバナナ生産地は常にその脅威に曝されています。この脅威に立ち向かうため、科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が研究開発マネージメントする地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の一つである「バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装」プロジェクトが2022年から始まりました。本プロジェクトは東京農工大学が中心となり、鳥取大学、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、本病のパンデミックが迫っているペルー共和国の大学などが参加しています。本プロジェクトには5つの課題(1.病害診断技術の確立、2.バナナ健全苗の安定生産技術の確立、3.バナナ病害抵抗性品種の作出、4.病害抑止土壌の探索、5.微生物による防除技術の開発)があり、各組織の研究者や学生が研究に勤しんでいます。
このたび、本プロジェクトの第2回コロキウム(研究会議)が2025年11月10日に開催されました。コロキウムには多くの学生も参加して、本プロジェクト研究に関する議論を重ね、問題解決に向けて頑張っています。
本プロジェクトについて詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。




