鳥取大学農学部 Faculty of Agriculture, Tottori University

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竹村准教授らの研究課題が「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」に採択されました


生命環境農学科の竹村圭弘准教授らの研究課題が、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センターの「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」に採択されました。


【研究課題名】
『国産花粉の安定供給を可能にするスマート農業技術の開発と社会実装体制の確立』
【概要】
 本研究課題は、国内の果樹生産が安定して行えるよう、受粉用の花粉採取の省力化を可能にするスマート農業技術の開発を目的としています。国内で生産されている多くの果物は、自身の花粉による受粉では結実しない機構をもっているため、他品種の花粉を使っての人工受粉が必須となっています。しかしながら、花粉採取には多大な労力が掛かるため、海外からの輸入花粉が流通していましたが、中国でナシやリンゴの重要病害が発生したことにより、該当国からの花粉の輸入が完全に停止しました。そのため、国産花粉の安定供給に関わるスマート農業技術の開発と社会実装体制の確立は急務とされています。そこで本研究課題では、花粉採取適期を判定する「画像判定AIシステム」、花粉の採取時間を大幅に削減する「自走式花蕾採取機」、機械受粉に適した「純花粉精製機」の開発に取り組みます。これと同時に、これらの開発機を社会実装するための供給体制を確立します。

【研究期間】
3年間(2025年度~2027年度)
【研究代表者】
竹村圭弘(鳥取大学農学部生命環境農学科 准教授)

【参考】
農研機構生物系特定産業技術研究支援センターホームページ
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/168908.html


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