研究成果(一部公開)info
中課題1(栽培法)
- 花粉採取効率の向上に繋がる樹形を考案
・採花量の増加
・採取時間の短縮
・軽労化が可能
【低樹高ジョイント仕立て(ナシ・スモモ)】 |
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【Tバー仕立て(キウイフルーツ)】 |
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中課題2(機械化)
- 花粉採取効率の向上に繋がる花蕾採取機の開発
花蕾採取機は、自家製花粉採取のための、採花作業省力化機械です。
2022年2月14日、株式会社サンオーコミュニケーションズより市販化いたしました。
◆作業動画(農研機構YouTube動画「花蕾採取機」より)
◆花蕾採取機の特長
1.採花作業の時間を大幅削減
手摘み作業と比較し、ナシで約8割、スモモで約7割の時間削減効果が実証されました。
2.安全性の向上
伸縮可能なため脚立を使用した高所作業の頻度が減り、安全に採花作業を行うことが出来ます。(伸縮範囲:1.1メートル〜2.3メートル)
◆製品仕様
質量(バッテリ除く) |
1.6kg |
全長(最縮時) |
1100mm |
全長(最伸時) |
2330mm |
ゴムコードの回転速度 |
2550rpm |
ゴムコード長 |
170mm |
バッテリ |
14.4V 6.0Ah |
連続運転時間(無負荷時) |
2時間 |
- 花粉使用量を大幅に削減できる静電風圧式受粉機の開発
最新農業技術・品種2020(農林水産省)
◆使用方法
・ノズル部先端の吹出し口を花から10〜20cm程度離し,スイッチを押して噴射します。
・スイッチを押している間は噴射し続けます。
・1花ごとに吹き付けたい場合はスイッチをその都度離します。
◆花粉使用量
30〜90%削減 (ナシ、スモモ、キウイフルーツ)
◆作業時間
20〜50%削減 (ナシ、スモモ、キウイフルーツ)
●花粉の噴霧量については調整可能であり、現在は試作機の改良を進めています。
アンケートにご協力ください。
中課題3(付加価値・流通)
- 低温条件下でも高い発芽率を示す花粉を選抜
ナシ・・・‘奈良吉野古木’,‘土佐梨’
スモモ・・・ミロバラン系統