日本海沿岸などの冬季寡日照地域では、園芸作物の生育不良と加温栽培時の暖房費の負担額増加が大きな問題となっています。このような諸問題を解決するため、花き類では日没直後(End of day:EOD)の短時間に加温や遠赤色光の照射処理が行われており、燃料使用量の大幅な削減と生育促進や品質向上効果が確認されています。その一方で、生育促進の生理的機講については不明な点が多く、数種類の花き類以外では栽培方法が確立されていません。本研究室では、EOD処理時のストックならびにイチゴ等の反応性を評価するとともに、省エネルギー栽培方法の確立と生育促進機構の解明を行っています。