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学部長からのメッセージ |
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農学は、食料を生み人の伴侶となる生物、それらを取り巻く自然や人間社会との関わり等を追求する学問であり、人類の生存すら不透明な現代社会で、ますます重要性を増しております。
ところで、大学で学ぶ真の意味とは何でしょう?キャリアアップ、資格等目に見えるものが注目されがちです。それらは目に見えやすい目標として良いのですが、学んだ成果として得られるものです。学生時代に本当に身につけてほしいのは未知の問題を解き明かす喜びと、そのための知恵です。
鳥取大学農学部の歴史は、遠く1920年の鳥取高等農業学校に始まります。以来、地域産業の問題に取り組み、さらに世界的な研究へと深化・発展させてきました。ナシ、乾燥地、菌類きのこ、鳥インフルエンザ研究等がその代表例です。いずれも他大学にはみられないオンリーワンの研究であり、一貫して取り組んできた成果です。
鳥取大学農学部は地域の農林水産業と密接な関係を持っており、これら研究成果を研究室のみならず生産現場で実証研究しております。試験管内で再現できた事象が個体、さらには群落で再現できるわけではないからです。実践・実証せねば教育研究の帰結はないというのが鳥取農学の基本的な精神です。
鳥取大学は、まさに農学をじっくり学び究めるのに最適の地にあります。すばらしい環境のもと、新しい発見に心が震えるような体験をしてみませんか?そして、その成果を待っている人たちに届けてみませんか?
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