各研究林の特色を活かして、学生実習を行っています。 最も使用の多いのは、環境共生科学コースの学生で、主に2年生と3年生が下記の内容の実習を毎年行っています。 鳥取大学では、平成16年より樹木医補の養成機関に登録されており、以下の実習は資格取得のためには必修単位です。 ・森林環境学演習(4月) ・森林環境学演習T(9月) ・森林環境学演習U(11月) ・環境美化演習(4〜11月) ・冬山実習(2月) 他にも ・里山フィールド演習(中四国大学間連携) ・中学生、高校生の森林教室 ・山菜セミナー などを毎年行っており、森林の多様性や、林産物の利用などの教育の場となっています。 2013年には、工学部の学生によって、ものづくりの実習にも使用されました。 このとき、作成した間伐材製のベンチは、鳥取県内の小学校に寄贈され、たいへん好評となっています。 |
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鳥取大学の教育研究林は、森林、特に広葉樹林に関する研究の中心的フィールドとして、重要な役割を担ってきました。
早くから広葉樹に着目し、多くの植栽試験地が設けられています。
高さ20mの、日本最大級である樹木観察用ジャングルジムもあり、地球温暖化とフェノロジー変化(樹木の季節変化)などを観察する研究がされています。
現在は、天然更新、森林生態系の保全、流木遺体の移動、木材組織、樹木生理などの研究フィールドとして利用されており、鳥取大学の学生、大学院生、教員はもちろん、他大学、他機関の研究者の研究等に、広く利用されています。