里地里山環境管理学コース
自然環境と農林業との相互作用によって生み出された二次的自然環境である里地里山の保全管理と利活用に関する専門的知識と技術が学べます。
地方創生の現場における実習を通じて実践力を獲得できます。
コースの目的
里地里山を対象として、人々の営みが地域の資源・環境に及ぼす影響を理解し、環境や資源の持続的な管理・利用に貢献できる人材を養成します。
- 里地里山における生物多様性・生態系サービス、流域単位の森林の適切な管理による環境資源の有効利用に関する理論と手法を修得します。
- 里地里山で営まれる生活と経済活動の価値を理解し、環境資源を地域振興に活かすために、農山村経済、農林業経営、地域活性化に関する理論と手法を修得します。
- 里地里山をフィールドとする教育によって課題発見・解決のための実践力を修得します。
コースの特徴
里地里山は、自然環境と人の働きかけ(農林業)との相互作用によって生み出された二次的自然環境であり、貴重な環境資源です。これらを持続的に利用していくためには、里地里山における適切な人の営み(農山村経営)が維持される必要があります。本コースではこうした観点のもと、里地里山の環境資源を自然科学的な見地から正しく理解し、その活用法を学ぶとともに、社会科学的な見地から地域振興に結び付けてゆく手法を修得します。そのために、地方創生の現場である地方自治体や企業等と連携しながら演習・実習を行い、実践力の修得を重視した教育を行います。
卒業後の進路として、大学院進学に加え、国家・地方公務員、農林業関係団体、NGO等の地域振興に取り組む団体等での活躍が期待されます。
学びのキーワード
- 森林管理
- 流域保全
- 農林業経営
- 農山村活性化
- 生物多様性
- 生態系サービス
- 地球科学
- 地理情報
- フィールド教育